流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





ベルーナ/銀座に複合型施設「グランベルスクエア」オープン

2023年10月23日 17:21 / 店舗レポート

ベルーナは10月6日、ホテル・飲食店などの複合型商業施設「GRANBELL SQUARE(グランベルスクエア)」(東京都中央区)をグランドオープンした。23日、メディア向け内覧会が行われた。

<施設外観>

同施設は地下3階・地上10階建て、延床面積1万789.52m2。銀座7丁目コリドー街の中心に位置しており、グランドオープンに先駆け、4月10日にスパサウナ施設、4月24日にホテル施設、9月26日には地下ライブハウス、10月4日にステーキ店・バーを順次オープンしてきた。10月6日のナイトクラブ業態導入によって全館開業となる。

<ベルーナの安野社長>

同施設について、安野清社長は「年間売上高は、賃貸収入で14億3000万円、ズークトウキョウ(ナイトクラブ)で10~20億円、スパで2億5000万円、ホテルで7~8000万円、ステーキクラブで4~5000万円を見込む。

施設の投資金額は土地に155億円、建築に100億円。土地は約10年前に購入したため、現在と比べると大分安く済んだ。高さは10階までの制限があるため、土地を有効活用するべく地下25m分を掘削した。

ホテル利用者の7割は外国人、スパの8割は日本人のため、フロアごとに客層が異なる印象だ。ナイトクラブでインバウンドも積極的に狙っていきたいが、今のところ日本人利用者が多い。ズークさんとの合弁で日本一のナイトクラブを目指す」と説明した。

<10階ステーキクラブ&バー>

最上階10階には、ステーキハウス「BEEF STEAK CLUB KIYO GINZA(ビーフ ステーキ クラブ キヨ ギンザ)」をオープン。19世紀から20世紀初頭にかけて、イギリスやアメリカなどに存在した会員制社交クラブ「Beefsteak Club(ビーフステーキクラブ)」を再現したもの。肉のハナマサ先代社長の小野博氏監修による和牛の熟成肉を提供する。

営業時間は17時30分~23時で、金曜・土曜の23時以降はバー業態「Rooftop Bar piro ginza(ルーフトップバーピロ)」に切り替わる。深夜帯に営業しているナイトクラブとのシナジーを狙うもので、ナイトクラブで遊んだ後にバーでゆったりとくつろぐといった使い方ができる。

<テラス席>

また現在、ステーキハウスの営業時間中もバーを利用したい人向けに、テラス席はドリンクのみの利用客にも開放しているという。

<ナイトクラブ入り口>

地下2・3階には、ベルーナ初のナイトクラブ「Zouk Tokyo(ズーク トウキョウ)」をオープンした。パートナーシップを結んだ「Zouk Group」は、ナイトライフ、エンターテインメント、飲食の各分野で事業を展開するグローバル企業。このうち「Zouk」は30年以上の歴史を持つブランドだ。

<ズーク トウキョウ内装>

営業日は毎週水曜~土曜日で、面積1200m2、収容人数1000人。スタンディングで楽しむのが基本だが、VIP向けのソファ席も用意している。一般料金は男性5000円、女性3000円。

火曜日の日中には、ライブハウス「BASE GRANBELL」としてテーブルを並べて営業することもある(普段は写真奥のテーブル席は無い)。

<マザーシップ>

最大の特徴となる大型照明設備「マザーシップ」は、約3億円かけて導入したという。

<スパ施設でサウナも利用可>

4月10日にオープンした4階の「SPA&SAUNA コリドーの湯」では、フィンランド製のオートロウリュサウナを導入している。風呂上がりには備え付けのバーやライブラリーラウンジでくつろぐことも可能だ。

<5階ホテルロビー>

5~9階は、全102室の「GINZA HOTEL by GRANBELL」が入居している。

このほか3階には、料亭やマッサージ店などが出店した。

■GRANBELL SQUARE
所在地:東京都中央区銀座7丁目2番18号
アクセス:東京メトロ銀座駅「C1」出口徒歩5分
東京メトロ新橋駅「5」出口徒歩5分
事業内容:ホテル、スパサウナ、飲食店、ナイトクラブなど
敷地面積:1173.78m2
延床面積:1万789.52m2
階数:地下3階、地上10階
施工会社:大成建設
設計会社:プランテック

■ベルーナの関連記事
ベルーナ/銀座の商業施設「GRANBELL SQUARE」にステーキハウス登場

関連記事

店舗レポート 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧