三越伊勢丹/2月の売上1.2%増
2016年03月01日 23:12 / 月次
三越伊勢丹ホールディングス(2015年3月期売上高:1兆2721億円)が発表した2月の売上速報によると、国内百貨店事業の合計売上高は前年同月比1.2%増となった。
気温が月中に初夏並みに急上昇し、一転月末に前年を下回るという不安定な天候の中、独自性のある営業施策を実施し、更にうるう年、春節の押し上げ効果もあり、売上が首都圏で2.1%増、国内百貨店事業計でも1.2%増となり、プラスに転じた。
衣料品は、防寒のコートやセーターに変わり、春物のブラウス、ドレス、カットソーなどに動きが見られたが、全体としては厳しかった。一方、化粧品を中心とした婦人雑貨が好調、バレンタイン商戦で食品、特選宝飾品などが堅調に推移し、全体の売上をカバーした。
春節を迎えたインバウンド売上は、首都圏、国内百貨店事業計ともに前年の約20%増となり、引き続き好調だった。その中で特に地方店舗でのインバウンド売上伸長の傾向が見られた。
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