流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





ラーメン・カレー・定食/10月既存店売上いきなり!ステーキ3.2%減

2018年11月28日 14:50 / 月次

ラーメン・カレー・定食8社が発表した10月の月次営業情報によると、既存店売上高は王将フードサービス0.5%増、ハイデイ日高2.7%増、幸楽苑1.8%増、壱番屋1.7%増、大戸屋2.6%増となった。

一方、トリドールホールディングス3.9%減、リンガーハット2.4%減、いきなり!ステーキ3.2%減と明暗を分けた。

<いきなり!ステーキ店舗イメージ>
いきなり!ステーキ

■トリドールホールディングス(2018年3月期:売上高1165億円)
既存店の売上高3.9%減、客数6.5%減、客単価2.8%増。

全店の売上高2.6%増。

休日が前年と比べて1日少なかったことによる曜日特性の影響が2.1%程度あったものと推測している。

丸亀製麺は、前月に引き続き「牛肉ひらたけしぐれ煮ぶっかけ」を販売したほか、9日から新商品「うま辛担々うどん」を販売すると共にテレビCMを放映するなど、引き続き売上・来客数増に向けた施策を実施。

月初は前年のTV番組に取り上げられた反動影響があった。上記の新フェア商品の投入後は、同商品に加え「うま辛辛辛辛辛担々うどん」といった裏メニューの販売やそれに伴う特設サイトの開設といった、新たなマーケティング施策によりSNSにおける過去最大のエンゲージメントを獲得するなど、堅調に推移した。

■王将フードサービス(2018年3月期:781億円)
既存店の売上高0.5%増、客数0.3%増、客単価942円(0.2%増)。

全店の売上高3.0%増、客数2.9%増、客単価940円(0.0%)。

10月の新店1店、退店0、10月末で736店舗。

直営店における全店売上高は、今年度2月より9か月連続して同月比過去最高売上を更新した。

月初の台風24号によるマイナス要因を受けながらも、顧客の来店頻度が増加したことで売上が伸びた。

従業員教育による店舗QSCを向上させ、材料費、人件費の高騰に対し、生産性を高める努力によって価格を据え置いた。

50周年を記念するスタンプキャンペーン、スマホアプリ導入などの販促活動により、来店頻度が増加。

10月25日からのスタンプ2倍押しキャンペーンなどの期間限定販促により、客単価・客数とも増えた。

■リンガーハット(2018年2月期:456億円)
既存店の売上高2.4%減、客数3.3%減、客単価0.9%増。

全店の売上高1.0%増、客数0.2%増、客単価0.8%増。

出店0、退店2、10月末全店787店。

■ハイデイ日高(2018年2月期:406億円)
既存店の売上高2.7%増、客数0.0%、客単価2.7%増。

全店の売上高5.4%増、客数2.3%増、客単価3.0%増。

出店1、退店0、店舗数420店。

■幸楽苑(2018年3月期:売上高385億円)
既存店の売上高1.8%増、客数1.8%増、客単価0.1%増。店舗数483店。

全店の売上高6.9%増、客数0.3%増、客単価6.7%増。店舗数521店。

■ペッパーフードサービス(2017年12月期:売上高362億円)
ペッパーランチの既存店の売上高0.9%増、客数0.5%増、客単価0.4%増。

全店の売上高4.7%増、客数4.2%増、客単価0.5%増。

国内店舗数145店。

10月度のペッパーランチ全店キャンペーンとして先月より、7日より、「美味しさ!プラス!サーロインステーキ&100%ビーフハンバーグ」を25日まで販売。

店舗選択キャンペーンとして「HAPPY HOUR」を販売する。また、26日より、全店キャンペーンとして「たっぷり!もも赤身の熟成ステーキ」を販売、店舗選択キャンペーンとして「TAKEOUT 専用商品 新発売サーロインステーキ重」、「TAKEOUT 専用商品 美味しさ!プラス!ビーフペッパーライス重」を販売した。

レストラン事業の既存店売上高12.7%減、客数10.1%減、客単価2.9%減。

全店の売上高26.3%減、客数24.2%減、客単価2.3%減。

国内店舗数16店。

いきなり!ステーキの既存店の売上高3.2%減、客数0.3%増、客単価3.4%減。

全店の売上高98.7%増、客数104.4%増、客単価2.8%減。

国内店舗数341店。

■壱番屋(2018年2月期:売上高494億円)
既存店の売上高1.7%増、客数1.8%増、客単価0.1%減。

全店の売上高1.5%増。

出店3、退店5。店舗数1464店。

10月は、客数は、前年に比べ日曜日が1日少ない曜日回りであったものの、前年に台風が上陸した反動に加え、カレーを取り上げたテレビ番組が放映されたことなどにより、前年比1.8%増。

客単価は、ほぼ前年並の水準となった。

■大戸屋(2018年3月期:262億円)
既存店の売上高2.6%増、客数1.7%減、客単価4.4%増。店舗数309店。

全店の売上高2.3%増、店舗数352店。

関連記事

月次 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧