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ファミリーレストラン/11月既存店すかいらーくのみ増、4社低調

2018年12月21日 12:40 / 月次

ファミリーレストラン主要5社が発表した11月の月次営業情報によると、既存店売上高はすかいらーくのみ0.7%増と前年同期を上回った。

一方、サイゼリヤ3.1%減、セブン&アイ・フードシステムズ1.6%減、ジョイフル7.0%減とダウンした。

ロイヤルホールディングスは前年並みだった。

<ファミリーレストラン イメージカット>
ファミリーレストラン

客数は、すかいらーく1.9%増、サイゼリヤ3.4%減、セブン&アイ・フードシステムズ5.0%減、ジョイフル8.8%減、ロイヤルホスト4.1%減とすかいらーくを除く4社が減少した。

客単価は、すかいらー1.2%減、サイゼリヤ0.3%増、セブン&アイ・フードシステムズ3.5%増、ジョイフル2.0%増、ロイヤルホスト4.3%増とすかいらーく以外の4社がプラスとなった。

■すかいらーく(2017年12月期:売上高3594億円)
既存店売上高は0.7%増、客数1.9%増、客単価1.2%減。全店売上高3.4%増。

前年11月と比較して祝日日数が1日少なかった(11月3日の文化の日が土曜日と重なった)ことにより、マイナス影響があった。

2017年以降にオープンした新店売上高効果が想定通りに上積みされ、全店売上高は3.4%増加。

既存店は、8月以降、デジタルマーケティングへのシフトをさらに促進し、様々な媒体を駆使した販促活動を強化したことで、客数が増加した。

バーミヤンとジョナサンでは11月15日よりフェアメニュー(季節限定メニュー)を開始。販売は好調に推移。

10月に200店舗を超えたしゃぶ葉では、11月5日から16日までの間、「200店舗達成お客様感謝キャンペーン」を実施し、客数増に寄与した。

11月度新規出店は5店(ガスト1店、ジョナサン1店、夢庵1店、その他2店)、年度累計は86店。

デリバリー売上は4%増、テイクアウト20%増と引き続き好調に推移した。

11月上旬に2つのテレビ番組でガストが大きく取り上げられたことにより、売上高が増加。

番組との企画で期間限定販売した「さば味噌ドリア」が話題を呼び、売上増・客数増に寄与した。

■サイゼリヤ(2018年9月期:売上高1540億円)
既存店売上高3.1%減、客数3.4%減、客単価0.3%増。店舗数1034店

全店売上高1.7%減、客数1.7%減、客単価0.0%。店舗数1085店

11月の売上高は、土日祝日の日数が前年同月よりも1日少なかったことが、2%ポイント程度マイナスに影響した。

■セブン&アイ・フードシステムズ(2018年2月期:売上高801億円)
デニーズ
既存店売上高1.6%減、客数5.0%減、客単価3.5%増

全店売上高3.9%減

■ジョイフル(2017年12月期:売上高656億円)
既存店売上高7.0%減、客数8.8%減、客単価2.0%増

全店売上高7.4%減、客数9.2%減、客単価2.0%増

出店1、退店3、店舗数729店。

■ロイヤルホールディングス(2017年12月期:外食事業621億円)
ロイヤルホスト
既存店売上高0.0%、来客数4.1%減、客単価4.3%増

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