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ファミリーレストラン/11月既存店サイゼリヤ1.1%減、デニーズ1.2%減

2019年12月17日 15:05 / 月次

ファミリーレストラン主要5社が発表した11月の月次営業情報によると、前年より土曜日が1日多かったことなどから、既存店売上高はすかいらーく0.7%増、ジョイフル0.7%、ロイヤルホールディングスは11.0%増と3社は前年プラスとなった。

一方、サイゼリヤ1.1%減、セブン&アイ・フードシステムズ1.2%減と前年を下回った。

<ファミリーレストラン イメージカット>
ファミリーレストラン

客数は、すかいらーく2.8%減、サイゼリヤ0.9%減、セブン&アイ・フードシステムズ3.7%減、ジョイフル0.8%減、ロイヤルホストのみ6.1%増とプラスとなっている。

客単価は、すかいらーく3.6%増、セブン&アイ・フードシステムズ2.5%増、ジョイフル1.6%増、ロイヤルホスト4.6%増となっている。サイゼリヤのみ0.2%減と前年割れだった。

■すかいらーく(2018年12月期:売上高3306億円)
既存店売上高は0.7%増、客数2.8%減、客単価3.6%増。全店売上高2.9%増。

前年11月度よりも土曜日が1日多かったことにより、プラス影響した。9月1日から全店を禁煙化したことによるマイナス影響が継続している。

ブランド別の売上では、バーミヤンとステーキガストで客数も売上増を牽引。ジョナサンは、特に駅前店舗で禁煙化によるマイナス影響が大きいという。

増税後の現況として、月初には価格に敏感な層の来店頻度の低下がみられたが、月末には消費が戻りつつある現象も散見した。

消費増税対策として、お値打ち感を強調したプロモーションを戦略的に実施。子ども向けメニューのディスカウントキャンペーンは10月中旬から継続的に実施しており、若いファミリーの客数が増加傾向にある。

11月度新規出店は9店(しゃぶ葉3店、から好し2店、ガスト1店、その他3店)で、しゃぶ葉を青森県に初出店した。グループ計3251店となっている。

働き方改革の一環として、グループの店舗の約80%にあたる約2700店で大晦日と元旦の営業時間短縮を決定した。

■サイゼリヤ(2018年9月期:売上高1540億円)
既存店売上高1.1%減、客数0.9%減、客単価0.2%減。店舗数1029店。

全店売上高1.8%減、客数1.3%減、客単価0.4%減。店舗数1085店。

休業16店、閉店4店だった。

11月の既存店売上高は、土日祝日による日数が、前年同月よりも1日多かったことが、2%ポイント程度プラスに影響した

■セブン&アイ・フードシステムズ(2019年2月期:売上高782億円)
デニーズ
既存店売上高1.2%減、客数3.7%減、客単価2.5%増。

全店売上高2.4%減。

■ジョイフル(2018年7月期:売上高321億円、決算期を2018年より変更のため6カ月決算)
既存店売上高0.7%増、客数0.8%減、客単価1.6%増。

全店売上高0.4%減、客数1.9%減、客単価1.6%増。

出店0、退店1、店舗数合計717店。

■ロイヤルホールディングス(2018年12月期:外食事業617億円)
ロイヤルホスト
既存店売上高11.0%増、来客数6.1%増、客単価4.6%増。

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