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カジュアル衣料/7月既存店ユニクロ0.1%増、しまむら3.9%増

2021年08月04日 13:20 / 月次

カジュアル衣料4社の7月度の営業概況によると、既存店売上はユニクロ(ファーストリテイリング)0.1%増、しまむら3.9%増、西松屋2.4%減、ハニーズ11.0%増となった。

梅雨明けが早かったことで、各社夏物が好調に推移した。

■ファーストリテイリング(2020年8月期:売上高2兆88億円)
既存店(710店)+Eコマースの売上高は0.1%増、客数2.8%増、客単価2.6%減。

直営店(782店)+Eコマースの売上高は2.0%増、客数5.1%増、客単価2.9%減。

出店0、退店は1だった。

7月は、天候に恵まれ、気温が高く推移したことで夏物商品を中心に好調な販売となり、既存店売上高は、若干の増収となっている。

新型コロナウイルス感染症の影響により、7月末の臨時休業店舗は6店舗、時短営業は143店舗だった。これらの臨時休業、営業時間短縮した店舗は既存店、直営店から除外せず算出している。

■しまむら(2021年2月期:売上高5426億円)
既存店売上(ファッションセンターしまむらのみ)3.9%増、客数3.0%増、客単価0.8%増。

全店売上3.8%増。出店1、退店1で7月末店舗数1428店。

7月度は、梅雨明けが昨年よりも早かったことで、夏物が堅調に推移した。昨年は巣ごもり需要や給付金の支給で売上を伸ばしたことに対して、今年はPB「CLOSSHI」の接触冷感素材のTシャツ、パンツ、寝具、インテリアに加えて、新規に立ち上げた「LOGOS DAYS」などのサプライヤー共同開発ブランドも好調だったという。

また、インフルエンサー企画では、婦人アウターでティーンズ・ヤングからミセス、大きいサイズまで取扱い範囲を拡大し、親和性の高いWebチラシを中心に打ち出したことで、それぞれ好調に推移した。

なお、7月度の既存店売上高は、2019年度対比で13.2%増だった(休業・時短店舗を除く)。

■西松屋チェーン(20日締、2021年2月期:売上高1594億円)
既存店売上高2.4%減、客数0.4%減、客単価2.0%減。

全店売上0.5%減、客数1.1%増、客単価1.5%減。

出退店0で、7月度末の店舗数は1013店舗。

7月度は、気温が昨年と比較して高めに推移したことで、夏物衣料の売上高が伸びた。

■ハニーズ(2020年5月期:売上高425億円)
既存店売上高11.0%増、客数7.0%増、客単価3.8%増。

直営店売上高10.9%増、客数6.9%増、客単価3.8%増。

出店1、退店1、7月末店舗数873店。

7月は、梅雨明けが早かったことと、気温の上昇に伴い夏物が好調に動いたことで、既存店売上は前年を上回った。

商品としては、カットソー、ブラウス、パンツが売れ筋だったという。

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