流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





イオン/五輪効果でネットスーパー2割増、7月既存店イオンリテール1.2%増

2021年08月10日 22:00 / 月次

イオンが8月10日に発表した7月度の主な連結各社の月次売上高によると、既存店売上高(前年同期比)は、総合スーパーのイオンリテール1.2%増、イオン北海道2.2%増、イオン九州0.4%増だった。

また、スーパーマーケットのマックスバリュ東海0.8%増、マックスバリュ西日本0.9%減となった。ミニストップは8.4%増、ドラッグストアのウエルシアホールディングスは4.1%増だった。

<主な連結各社の月次売上高前期比伸び率一覧>
主な連結各社の月次売上高前期比伸び率一覧

7月は、前年よりも早い梅雨明けによる気温の上昇や東京オリンピックの開幕に対応し、盛夏・涼味商品と自宅観戦に関連した商品の販売を強化した。

総合スーパー事業のイオンリテールは、内食需要への対応を継続し、農産、水産、畜産、デイリー、リカー部門の既存店売上が前々年実績を5カ月連続で上回った。

更にオリンピック観戦需要や気温の上昇に対応したおつまみ、オードブル、飲料、リカー等の拡販に取り組み、食品部門の既存店売上は前年、前々年を上回った。

非食品部門においても、子供、ホビー、スポージアムの各部門の既存店売上が前年と前々年を上回った。

また、好調なネットスーパーも、オリンピックを自宅で観戦する需要を取り込む販促を強化した結果、売上が前年比で2割増となり、前々年対比でも4割弱増加した。

スーパーマーケット事業は、家庭で手間を掛けずにおいしい食事をしたいというニーズに応え、品質の高い商品の提供に取り組み、2か月連続で前年、前々年の既存店売上を上回った。

ヘルス&ウエルネス事業のウエルシアホールディングスでは、既存店の調剤売上が3カ月連続で前期比2桁増となり、物販売上・客数とも前年実績を上回った結果、既存店売上が3カ月連続で前年実績を上回った。

なお、マックスバリュ西日本は、2021年3月1日付けで、旧マルナカと旧山陽マルナカと合併し、イオン九州は2020年9月1日付けで、マックスバリュ九州と合併している。

関連記事

月次 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧