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日本チェーンストア協会/8月既存店0.1%減、衣料・住関品が天候不順で苦戦

2021年09月24日 10:35 / 月次

日本チェーンストア協会が発表した8月のチェーンストア販売概況(会員企業56社、1万1850店)によると、総販売額は1兆1255億円(店舗調整後の前年同月比0.1%減)となった。

部門別の販売額では、食料品8032億円(2.4%増)、衣料品453億円(18.8%減)、住関品2165億円(3.3%減)、サービス28億円(23.6%増)、その他574億円(4.0%減)だった。

8月度は、緊急事態宣言、まん延防止重点措置の発令により、帰省などの行動自粛により内食化需要が続いた。

食料品は農産品が相場の安値傾向などもあり苦戦したものの、他の部門が堅調に推移した。衣料品、住関品は天候不順などの影響もあり苦戦したことから、総販売額の前年同月比(店舗調整後)はマイナスとなった。

農産品は、白菜、長ネギ、ミニトマト、とうもろこし、もやし、きのこ類、カット野菜などはまずまずの動きだったが、じゃがいも、玉ねぎ、にんじん、レタス、きゅうり、なす、キャベツ、トマト、ピーマン、ブロッコリーなどは苦戦した。果物では、桃、梨、すいか、ぶどう、かんきつ類、カットフルーツなどの動きは良かったという。

畜産品は、牛肉、豚肉、鶏肉の動きは良かった。鶏卵、ハム・ソーセージもまずまずの動きだった。

水産品は、刺し身盛り合わせ、刺し身短冊、かつお、かんぱち、いか、サーモン、塩ざけ、ちりめん、魚卵などはまずまずの動きだったが、まぐろ、あじ、さんま、たこ、うなぎ、切り身、塩干物、貝類、海藻類などの動きは鈍かった。

惣菜は、温惣菜は、揚げ物、中華、焼き鳥などは好調だった。要冷惣菜は、和・洋惣菜ともに動きは良かった。弁当、すしの動きも良かったという。

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