ファミリーレストラン/4月既存店売上すかいらーく10.6%増、サイゼリヤ24.4%増
2022年05月18日 12:30 / 月次
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ファミリーレストラン主要5社が発表した4月の月次営業情報によると、既存店売上高はすかいらーく10.6%増、サイゼリヤ24.4%増、セブン&アイ・フードシステムズ(デニーズ)19.1%増、ジョイフル11.9%増、ロイヤルホスト19.5%増となった。
客数は、すかいらーく7.5%増、サイゼリヤ18.8%増、セブン&アイ・フードシステムズ19.4%増、ジョイフル8.2%増、ロイヤルホスト17.3%増だった。
客単価は、すかいらーく2.9%増、サイゼリヤ4.7%増、セブン&アイ・フードシステムズ0.2%減、ジョイフル3.5%増、ロイヤルホスト1.9%増となっている。
■すかいらーくホールディングス(2021年12月期:売上高2645億円)
既存店売上高は10.6%増、客数7.5%増、客単価2.9%増。全店売上高9.9%増。
2019年比既存店売上高22.6%減。
まん延防止等重点措置の解除と、春休みが重なったことにより第1週の売上は2019年比16%減で、特にファミリー層の利用回復が顕著だった。日用品の値上げや光熱費の上昇などによる可処分所得の減少も影響し、その後の売上は2019年比で24%減となっている。
時間帯別では店舗当たりのディナータイム客数が前月比18%増。客単価は久々の外出を満喫する人も多く、各ブランドで平均支払い単価が2.9%上昇した。2人以上での来店数が前月比で4%増。
ガストは、4月14日にメニュー改定を実施した。肉を肉で包む製法によりハンバーグの販売数が32%増(100人あたり販売数)となっている。
バーミヤンは、4月21日にグランドメニューを刷新、販売数が多い価格帯に商品を拡充し、主力のバーミヤンラーメンの販売数が18%増と好調に推移した。夢庵では4月20日にフェア改定を実施。昨年好評だった越中富山フェアがリニューアル復活、通常のフェア販売数と比較し販売数が37%増だった。
プロモーションはメニュー改定による店舗負荷を考慮し、ほぼ停止。次月より本格再開予定だ。バーミヤンのアルコール販売数は7%増、和食ブランドの宴会予約件数は11%増となっている。
店舗開発では、4月は、リモデル31店舗、業態転換5店舗。業態転換はバーミヤン2店舗、しゃぶ葉1店舗、ラ・オハナ1店舗。グループ計3093店舗。
■サイゼリヤ(2021年8月期:売上高1265億円)
既存店売上高24.4%増、客数18.8%増、客単価4.7%増。店舗数1032店。
全店売上高24.8%増、客数19.2%増、客単価4.7%増。店舗数1078店。
休業5店、閉店2店だった。
「テークアウト客数=テークアウト売上高÷イートイン平均客単価」に基づき算出した客数を、テークアウトによる客数として加味している。
4月の既存店売上高は、土日祝日による日数が、前年同月よりも1日多かったことが、2ポイント程度プラスに影響したとみている。
■セブン&アイ・フードシステムズ(2022年2月期:売上高447億円)
デニーズ
既存店売上高19.1%増、客数19.4%増、客単価0.2%減。
全店売上高12.3%増。
■ジョイフル(2021年6月期:売上高476億円)
既存店売上高11.9%増、客数8.2%増、客単価3.5%増。
全店売上高9.1%増、客数5.3%増、客単価3.6%増。
出退店0、店舗数合計573店。
■ロイヤルホールディングス(2021年12月期:外食事業450億円)
ロイヤルホスト
既存店売上高19.5%増、客数17.3%増、客単価1.9%増。
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