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ファミリーレストラン/5月既存店売上5社そろって大幅増

2022年06月16日 15:20 / 月次

ファミリーレストラン主要5社が発表した5月の月次営業情報によると、既存店売上高はすかいらーく22.0%増、サイゼリヤ38.8%増、セブン&アイ・フードシステムズ(デニーズ)27.5%増、ジョイフル49.0%増、ロイヤルホスト30.7%増となった。

客数は、すかいらーく14.9%増、サイゼリヤ29.1%増、セブン&アイ・フードシステムズ27.8%増、ジョイフル40.0%増、ロイヤルホスト30.1%増だった。

客単価は、すかいらーく6.2%増、サイゼリヤ7.5%増、セブン&アイ・フードシステムズ0.2%減、ジョイフル6.4%増、ロイヤルホスト0.4%増となっている。

■すかいらーくホールディングス(2021年12月期:売上高2645億円)
既存店売上高は22.0%増、客数14.9%増、客単価6.2%増。全店売上高21.3%増。

2019年比既存店売上高18.3%減。

GW期間中の売上は、春休み以降のトレンドを上回って推移した。

しゃぶ葉、むさしの森珈琲、La Ohana、魚屋路、chawanなどのスペシャリティブランドが特に好調。GW後低調も、5月下旬以降回復基調にある。ディナー時間帯の客数が最終週に大きく回復(前週比7ポイント増加)している。

イートイン売上増加の一方でデリバリー売上が堅調だった。デリバリーが生活に根付いてきたとしている。立地別ではイートイン売上は都市部が強く、地方が弱含み。客層別は男性シニア層客数は2019年比100%超に回復も、若年層・ヤングファミリー層の回復が弱いという。

5月26日からプロモーションを再開。今後6週連続で「ガスト」「バーミヤン」「ジョナサン」「夢庵」の4ブランドで週替わり「超得クーポン祭り」を開催している。

ガストは5月26日より期間限定メニューを投入。投入前後では、客数が12%増、併売の増加により客単価は1%増だった。

しゃぶ葉は、中心的な顧客であるヤングファミリー層や三世代が利用しやすいメニューを提供。しゃぶ葉の客単価は前年比3.6%増となっている。

店舗開発では、5月は、リモデル36店舗、ガストはナチュラルトーンを増やした落ち着いた空間を演出する新デザインがスタートしている。新規出店1店舗(マレーシアの商業施設「ららぽーとブキッ・ビンタン・シティセンター」に「しゃぶ葉」をオープン)。グループ計3090店舗。

■サイゼリヤ(2021年8月期:売上高1265億円)
既存店売上高38.8%増、客数29.1%増、客単価7.5%増。店舗数1009店。

全店売上高42.7%増、客数33.1%増、客単価7.2%増。店舗数1077店。

休業30店、閉店0店だった。

「テークアウト客数=テークアウト売上高÷イートイン平均客単価」に基づき算出した客数を、テークアウトによる客数として加味している。

5月の既存店売上高は、土日祝日による日数が、前年同月よりも1日少なかったことが、2ポイント程度マイナスに影響したとみている。

■セブン&アイ・フードシステムズ(2022年2月期:売上高447億円)
デニーズ
既存店売上高27.5%増、客数27.8%増、客単価0.2%減。

全店売上高21.2%増。

■ジョイフル(2021年6月期:売上高476億円)
既存店売上高49.0%増、客数40.0%増、客単価6.4%増。

全店売上高45.3%増、客数36.5%増、客単価6.5%増。

退店1、店舗数合計571店。

■ロイヤルホールディングス(2021年12月期:外食事業450億円)
ロイヤルホスト
既存店売上高30.7%増、客数30.1%増、客単価0.4%増。

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