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PPIH/7月ディスカウントが、GMSをカバーし既存店売上2.3%増

2022年08月10日 11:10 / 月次

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスは8月10日、7月の売上高情報(速報値)を発表した。

<7月月次売上高情報>

2023年6月期 国内リテール事業 ディスカウント事業 GMS事業
既存店 7月 通期累計 7月 通期累計 7月 通期累計
売上高 102.3 102.3 103.6 103.6 99.0 99.0
客数 98.7 98.7 99.5 99.5 96.8 96.8
客単価 103.6 103.6 104.1 104.1 102.3 102.3
店舗数 571店 571店 437店 437店 134店 134店
全店 売上高 104.2 104.2 106.6 106.6 98.3 98.3
店舗数 604店 604店 468店 468店 136店 136店

国内リテール事業(ドン・キホーテ、ユニー、長崎屋、UDリテール)の既存店売上高前年同月比2.3%増、客数1.3%減、客単価3.6%増、全店売上高4.2%増だった。

ディスカウント事業が、GMS事業のマイナスをカバーして前年を上回っている。節電需要から始まり、上旬は、涼感商品や日除け、夏休みのレジャー需要の高まり、下旬は、コロナの感染拡大に伴う防疫需要、食品・生鮮需要の高まりなど商況が目まぐるしく変化していく中で、うまく変化対応し既存店の押し上げにつなげているという。

ディスカウント事業は、立地、業態、エリアに関わらず、前年を上回っている。

特に、21時以降の夜間帯売上は、コロナの行動制限が解除されて以降は、月の経過に伴って売上と客数の規模が拡大。また、カテゴリー別では、非食品、食品ともに前年を越えた。

7月は、洗剤やインバスなどの定番の日用消耗品に加えて、化粧品、スキンケア、喫煙具、カラコン、グミなどSNS映えするトレンド商品など幅広く売上が伸びた。マスクなどの衛生用品の需要も拡大している。

GMS事業は、コロナの規制がなくなったことで、外食需要の剥落や巣ごもり需要の縮小を受けて、食品・生鮮食品の売上が鈍化していたが、最後の10日間は、土用の丑の日や3連休が押し上げに寄与し、前年を上回る水準で推移している。

一方、非食品では、衣料品は、UV関連や水着の好調はあったものの、子供衣料や実用インナーなどが前年に及ばず前年割れとなった。

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