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イオン/10月はお出かけ需要に対応、イオンリテール既存店1.8%増

2022年11月10日 13:50 / 月次

イオンが11月10日に発表した10月度の主な連結各社の月次売上高によると、既存店売上高(前年同期比)は、総合スーパーのイオンリテール1.8%増、イオン北海道3.0%増、イオン九州5.3%増となった。

また、スーパーマーケットのマックスバリュ東海0.5%増、フジ・リテイリング2.5%増、マックスバリュ西日本0.5%増だった。ミニストップは2.8%増、ドラッグストアのウエルシアホールディングスは4.6%増だった。

<主な連結各社の10月の売上高前期比伸び率一覧>

業態 社名 前年同期比
全店 既存店
GMS イオンリテール 3.0%増 1.8%増
イオン北海道 1.3%増 3.0%増
イオン九州 5.5%増 5.3%増
SM マックスバリュ東海 1.7%増 0.5%増
フジ・リテイリング 3.6%増 2.5%増
マックスバリュ西日本 1.6%増 0.5%増
CVS
専門店
ミニストップ 0.8%増 2.8%増
ウエルシアHD 16.4%増 4.6%増
コックス 11.0%増 18.3%増
ジーフット 2.4%増 6.8%増
キャンドゥ 5.9%増 3.9%増

10月は、修学旅行や全国旅行支援などにより回復する外出・お出かけ需要を取込むためトラベル用品やカジュアル衣料の品揃えを拡充したほか、例年よりも早い気温の低下に伴いコートなど秋冬物の売場展開を強化した。また、多様化するギフト需要に対応すべく、希少な特産松阪牛や天然トラフグなど、ワンランク上の“美味しさ”と人気の“ごちそう”ギフトなど、最大約2600品目を取り揃えたイオン冬ギフトの受注を開始した。

総合小売事業のイオンリテールでは、軽量なウールライク素材を使用した「purelastAirWOOLISH(ピュアラストエアウーリッシュ)」などおでかけ需要に対応したレディスコートを前年比1.6倍の品揃えで展開したレディスのほか、メンズのカジュアル衣料やトラベル用品などの販売が好調に推移し、衣料の既存店売上高は、前年から約1割伸長した。ハロウィンのパーティー需要を取込むために関連する商品の展開を強化したデリカ、デイリー、農産、グロサリー、畜産部門の販売が好調だった食品は、前年の既存店売上高を上回った。また、化粧品、ビューティ用品、調剤、ペット用品が引き続き好調に推移したヘルス&ビューティケアの既存店売上高が、8カ月連続で前年を超えた。

スーパーマーケット事業の主要企業10社計では、曜日市の価格訴求、デリカの夕方の品揃え、冷凍食品売場の拡大、価格を据え置くトップバリュの拡販などの取り組みを強化した結果、客数が伸長したことで既存店売上高が前年の実績を上回った。

ヘルス&ウエルネス事業のウエルシアホールディングスでは、既存店の調剤売上高が前年比6.3%増と引き続き堅調に推移したことに加え、風邪薬や総合感冒薬、カイロ等が好調な販売となり物販売上高も前年比4.2%増と伸長した。

サービス・専門店事業のコックスは、気温の低下に伴い新規投入商品を中心とした秋冬物が好調に推移した。特にレディスの雑誌掲載タイアップ商品が売上を牽引し、既存店売上高は前年比18.3%増と大きく伸長した。またイオンファンタジーは、10月1日にオープンした「TOYS SPOT FANTAZIA Starilng Mall」(マレーシア)など3店舗を新たに加え、海外を含め1000店舗を達成した。

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