ワールド/6月は国内店舗売上9.0%増、EC売上9.1%増
2024年07月05日 13:13 / 月次
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ワールド(2024年2月期:売上高2023億円)が7月3日に発表した国内小売事業月次売上概況によると、6月の国内小売売上は、前年同月比9.0%増となった。
内訳は店舗売上が8.9%増、Eコマース売上が9.1%増だった。既存店売上は10.6%増で、休日数が前年同月より2日増で約4.9%のプラス影響と推計した。
月度 | 国内小売売上 | 店舗売上 | (既存店売上) | Eコマース売上 |
6月 | 9.0%増 | 8.9%増 | 10.6%増 | 9.1%増 |
店舗販路では、梅雨入りの遅れと気温の高さを追い風にして、夏物商材が満遍なく高稼働した。店頭では、カラー変化による鮮度アップが功を奏したことから、プロパーとバーゲンを問わず、売上は昨対二桁増と大きく伸張した。
EC販路では、自社EC「WOS」において、LINEなどを利用した販促施策が集客効果を発揮して高単価な商材の稼働を押し上げた。外部ECも例年通りセール本番を迎えるなか、主要チャネルの大半において売上が前年を超過した。
アイテム別は、シャツ・ブラウスの稼働が引き続き良好で、フレンチスリーブやノースリーブといった短い袖丈にシフトした。また、気温の高さが汗ジミ防止・UV・接触冷感など機能素材の商材やイージーケアのTシャツの動向を刺激した。
ブランド別では、「デッサン」「ドレステリア」「アダバット」「リサマリ」「エスペランサ」「ヒロフ」に代表される多くのアパレル・服飾雑貨が好調であり、ジュエリー「ココシュニック」やユーズドセレクト「ラグタグ」は強力なインバウンド需要を享受した。
出店1店、退店0店、M&A0店で、月末小売店舗数は2218店となった。
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