三陽商会/7月はクリアランス前倒しなどで全社売上6%減

2024年08月07日 17:00 / 月次

三陽商会(2024年2月期:売上高613億円)が8月5日に発表した7月店頭販売実績によると、7月単月の百貨店・直営店・アウトレット等リアル店舗の合計では前年比8%減、EC・通販は4%増、全社売上高は前年比6%減となった。

7月 全社 百貨店 直営店 EC・通販 アウトレット
前年比 6%減 9%減 5%減 4%増 横ばい

7月のアパレル市況は、引き続きインバウンド売上の押し上げ効果もあって堅調に推移したが、元々休日数が前年に比し2日少なかったことや、百貨店のクリアランスが曜日の関係で初日と2日目が6月28日、29日に前倒し実施されたこともあって、前年対比で見れば全般に厳しい進捗となった。

三陽商会でも、休日数減やクリアランス2日間の6月前倒し計上の影響が大きく、7月の売上は百貨店中心に前年を大きく下回る結果となった。一方で、クリアランス期間の短期化や猛暑の定着を見越して、盛夏対応のジャストシーズン商材の品揃えを拡充したことにより、プロパー販売は好調に推移した。休日数減少等一過性要因の影響を除いた対比においては前年を上回る基調で推移、特に月の後半は前年を大幅に上回る進捗となった。

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