ワールド/9月は国内小売売上2.7%増、EC売上5.6%増
2024年10月09日 14:22 / 月次
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ワールド(2024年2月期:売上高2023億円)が10月3日に発表した国内小売事業月次売上概況によると、9月の国内小売売上は、前年同月比2.7%増となった。
内訳は店舗売上が2.0%増、Eコマース売上が5.6%増だった。既存店売上は3.1%増で、休日数が前年同月より1日増で約2.2%のプラス影響と推計した。
9月 | 国内小売売上 | 店舗売上 | (既存店売上) | Eコマース売上 |
前年比 | 2.7%増 | 2.0%増 | 3.1%増 | 5.6%増 |
9月は例年に比べて猛暑日に迫る日が多くあり、下旬になってようやく気温が低下してきた。店舗販路では、気温の低下と共に秋物商品の稼働が上向いたが、暑く長い夏に応じた晩夏・初秋商材が不足して販売機会ロスを招いた。
EC販路でも、下旬は秋物販売へのシフト策が功を奏したほか、外部ECモールの販促企画への参加などが支えたものの、先月お盆以降の晩夏・初秋企画が不十分なブランドで売上を伸ばし切れなかった、という課題が明確になった。
アイテム別では、シャツ・ブラウスの袖丈が7分袖から長袖となり、秋の色柄に切り替わりながら高稼働を継続した。高気温の影響もあって例年より羽織は幾分緩やかな動向となった反面、1枚着のニットやキレイ目パンツが好調だった。
ブランド別では、生活雑貨「ワンズテラス」やキッチン用品「212キッチンストア」、ジュエリー「ココシュニック」、婦人靴「エスペランサ」といった雑貨が全般的に好調だったうえ、アパレルではゴルフウェア「アダバット」の伸張が目立った。
出店25店、退店6店、M&A0店で、月末小売店舗数は2200店となった。
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