カジュアル衣料/12月既存店はユニクロ・しまむら2桁増収、ライトオン15%減

2025年01月17日 17:04 / 月次

カジュアル衣料5社の12月度の営業概況によると、既存店売上はユニクロ15.3%増、しまむら14.9%増、アダストリア1.4%増、ハニーズ0.3%増、ライトオン15.4%減となった。12月は前月に続いて気温の低下で冬物アイテムが好調で、各社とも増収だったものの、ライトオンは2桁減収と苦戦が続く。

<12月実績>

社名 既存店売上高前年同月比 全店売上高前年同月比
ユニクロ 15.3%増 16.7%増
しまむら 14.9%増 15.1%増
アダストリア 1.4%増 4.1%増
ハニーズ 0.3%増 1.8%増
ライトオン 15.4%減 21.1%減

■国内ユニクロ事業(2024年8月期:売上高9322億円)
既存店(738店)+Eコマースの売上高は15.3%増、客数11.0%増、客単価3.9%増
直営店(792店)+Eコマースの売上高は16.7%増、客数12.2%増、客単価4.0%増
出退店は、出店0店、退店1店

気温が低く推移し、防寒衣料が好調だったことに加え、年末祭の販売も好調で、既存店売上高は大幅な増収となった。

しまむら事業(2024年2月期:売上高6350億円)
既存店売上は14.9%増
全店売上15.1%増、客数11.2%増、客単価3.5%増
出店5、退店3で、月末店舗数1417店

気温低下で冬物の販売が好調に推移。アウター衣料は、JB「SEASON REASON」やインフルエンサーコラボ企画商品、キャラクター商品が売れ筋に。実用品は、「FIBER HEAT」シリーズの肌着や寝具・インテリア用品が好調だった。

■アダストリア(2024年2月期:売上高2755億円)
既存店売上高1.4%増、客数2.0%減、客単価3.5%増
全店売上高4.1%増、客数1.6%増、客単価2.5%増
出店0、退店0、月末店舗数1297店

気温の低下で冬物衣料が進捗。ブランド別では、ニコアンド、スタディオクリップ、ローリーズファーム、レプシィムなどが好調だった。アイテム別ではニットや防寒アウターが人気。服飾雑貨ではブーツやストール、生活雑貨ではホリデーシーズンアイテムやブランケットが好調に推移した。

■ハニーズ(2024年5月期:売上高565億円)
既存店売上高0.3%増、客数6.4%減、客単価7.2%増
全店売上高1.8%増、客数5.1%減、客単価7.2%増
出店0、退店0、月末店舗数882店

冬物アイテムの動きが好調だった。商品ではジャケットやニット、カットソーが売れ筋となった。

■ライトオン(2024年8月期:売上高388億円)
既存店売上高15.4%減、客数28.7%減、客単価18.8%増
全店売上高21.1%減、客数34.0%減、客単価19.6%増
出店0、退店0、月末店舗数338店

月初からの気温の低下により防寒アウターやニット、暖かい素材のジーンズが堅調に推移したが、スウェットなどカットソーが大きく苦戦したこともあり、客数が伸び悩んだ。

カジュアル衣料/11月既存店ユニクロ12.2%増、ライトオン16.3%減

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