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商品企画/実務上のヌケモレをなくし、効果・効率を高める進め方、8/28開催

2023年08月18日 11:50 / セミナー

マーケティング研究協会は8月28日、オンラインセミナー「実務上のヌケモレをなくし、効果・効率を高める 商品企画の正しい進め方 消費財の新商品やリニューアルに活用」を開催する。

意外と思われるかもしれないが、大手メーカーにおいても「自社流」の商品企画プロセスが整備・活用されていることはほとんど無いのが実情だ。「自社流」の商品企画のプロセスは、「あるようで、無い?!」。

また、商品企画の採否を決定する「上席者」においても採否基準を有するケースは少なく、結果として「なぜか企画が進んだ」「なぜかヒットした、失敗した」というように、検証ができないということもよく耳にする。

一方で、商品企画には「型」や「プロセス」が無いのか?というと、実際には存在し、様々な形で世の中には出回っている。加えて、社内にも本当は存在するのに、多忙な商品企画ルーティーンの中で埋没していたり、前任者のやり方を踏襲するうちに風化されている、活用されていないというのが実際の実務だ。

セミナーでは、商品企画の「型」や「プロセス」の王道についての解説に加え、商品企画経験者から実務上の留意点も伝える。型やプロセスの確認はもちろん、実践上のヌケモレの発見や商品企画の歩留まり向上のヒントの獲得に役立つ情報を提供する。

商品企画業務の基本を確認したい、事例などから実際の業務のヒントを得たい、調査データをこれまで以上に活用したい、商品企画の歩留まりを向上させたいといった人の受講を想定している。

■開催概要
日時:8月28日(月)13:00~17:00
方式:ZOOM(オンライン開催)
受講料:1人33,000円(税込)

■詳細・申込はこちら
https://www.marken.co.jp/seminar/006394post_96.php

■講師
加藤 寛之
Marketing Function CEO 代表取締役
アサヒビール入社後、営業部門を経てマーケティング部門に配属。主にスピリッツカテゴリーのブランドマネージャーとして、市場分析、リサーチ、商品開発やプロモーションなどトータルでブランドマネジメントを実践。その後、ソフトドリンクなどの商品企画にも従事。2016年からはエルビーにてFX開発室にて新規領域開発の専門部隊 既存商品やカテゴリーの枠にとらわれず、新たな市場創造のためのニーズ探索、市場分析、商品開発、販路開拓を行い、2018年にMarketing Functionを設立。主にアルコールや飲料、食品などのリサーチ・データ分析から、商品企画・開発、ブランディングやブランディング、広告・宣伝・プロモーション、デジタルマーケティングなどの支援を実施している。

■プログラム
1.商品企画の「型」

2.商品企画プロセスの基本と実務上のポイント
プロセス1.市場・カテゴリーの全体把握
定量と定性情報の活用/消費財・サービス財別の定量情報の活用/定性情報はどこから、何に着目するか?

プロセス2.「買いたい!」をつくる、生活者が抱える生活上の問題発見とニーズの把握
行動観察 / ★事例で解説、アンケートの活用/ニーズが見つかれば、コンセプトが出来る

プロセス3.コンセプト開発:誰のニーズか?! デモグラ(性年代別など)ではなく、ニーズからセグメントする
★事例で解説:輸入ワインのコンセプト開発

プロセス4.プロダクト開発:独自性を発揮し、コンセプトとパフォーマンスのバランスを取る
★事例で解説:競合追随の新商品のプロダクト開発「いかに独自性とパフォーマンスを両立させたか」

プロセス5.ブランド戦略の策定
★事例で解説:事業成長の見通し(流通側の3C)、社内連携の体制固め(どう共感してもらうか)

プロセス6.発売に向けての準備
営業支援(社内説明や営業同行などのポイント)/広報支援(リリースの作成や試飲会などのパブリッシング)

プロセス7.発売後の確認:1カ月以内にするコトと定期的に実施すべき確認
定量情報(パネルデータやモニター浸透度のトラッキング):インテージなど市場データの活用
定性情報:例えば、購入者インタビューでの確認ポイント

プロセス8.改善点・課題の共有(→プロセス4に戻ってPDCA)

3.顧客の声を聞くことの重要性:外注に丸投げしない、精度の高い「調査」のマネジメント

4.FA分析の事例紹介:
★マーケティングコストを掛けずに実施、活用した事例

5.マーケティングツールとして、AIやデジタルツールが普及する時代だからこその、マーケターの在り方

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