ディズニーシー/2500億円を投じ14万m2拡張、2022年度に開業
2018年06月14日 15:55 / 店舗
オリエンタルランドは6月14日、東京ディズニーシーを大幅に拡張し約2500億円を投じ、2022年度中に開業すると発表した。
<拡張予定地>
出典:オリエンタルランドプレスリリース(以下同じ)
ザ・ウォルト・ディズニー・カンパニー(ディズニー社)と、東京ディズニーシーを拡張し、ディズニーホテルを有する新テーマポートを開発する基本計画について合意したもの。
拡張に伴い、ディズニー社とOLCで締結している、ディズニーテーマパーク、それに関連するライセンス契約について、現行では最長で2046年までの契約期間であるものを、今後予定している各施設のオープンをもって、最長で 2076年まで延長する。
既存施設への追加投資として過去最高となる約2500億円をかけ、東京ディズニーシー開業以来最大となる約14万m2を拡張し、2022年度中の開業を目指す。
プロジェクトでは、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーに隣接する駐車場を転用し、東京ディズニーシーの敷地を拡張する。
新たに開発する8番目のテーマポートは、「魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界」をテーマとし、魔法あふれるディズニーの物語の世界が展開される3つのエリアで構成する。
新テーマポートは、アラビアンコーストとロストリバーデルタの間の通路から接続する予定。
これらのエリアが題材とするのは、幅広い世代に愛されている3つのディズニー映画「アナと雪の女王」、「塔の上のラプンツェル」、「ピーター・パン」とした。
新テーマポートに足を踏み入れたゲストは、アナとエルサのアレンデール王国、森の奥深くにそびえるラプンツェルの塔、そしてピーターパン、ティンカーベル、ロスト・ボーイズの故郷であるネバーランドを発見し、誰もまだ見たことのない魅力あふれるファンタジーの世界を体験するという。
このテーマポートに新設される4つのアトラクションとディズニーホテルは、すべて今回のプロジェクトのために新たに開発されるもので、世界のディズニーテーマパークで唯一「海にまつわる物語や伝説」をテーマとする東京ディズニーシーの魅力をさらに高める。
ディズニー映画「アナと雪の女王」を舞台とするエリアには、映画の終盤、雪の女王であるエルサが、氷の魔法を受け入れたあとの世界が広がり、ゲストは門が開かれたアレンデール王国を訪れることができる。
このエリアには、アナとエルサ 2人の姉妹の心温まるストーリーをめぐるアトラクションと、美しい雪山のふもとにあるアレンデール城の中にレストランを導入する。
アトラクションでは、ゲストはボートに乗り、アナとエルサの心温まる物語をたどる。心に残る数々の映画の名曲と共に、ちょっとしたスリルも体験できる。
ディズニー映画「塔の上のラプンツェル」をテーマとし、ラプンツェルの塔が森の奥深くにそびえるエリアでは、ラプンツェルと一緒に、映画の中で描かれたランタンフェスティバルを訪れるアトラクションや、映画に登場する愉快な荒くれ者たちの隠れ家をテーマにしたレストランでの食事を楽しめる。
新しいアトラクションでは、ラプンツェルにとって「今までで最高の日」となるランタンフェスティバルに向かうまでの道のりを体験できる。
ゴンドラに乗ったゲストはラプンツェルと一緒に進み、フィナーレでは、映画の感動的な名曲と共に、美しく揺らめく数えきれないほどのランタンの灯りに包まれる、ロマンスに満ちた体験を提供する。
ディズニー映画「ピーター・パン」が舞台のエリアでは、ピーターパン、ティンカーベル、ロスト・ボーイズが住むネバーランドで、ゲストは、彼らと一緒に新たな冒険に出発する。
ここには、ネバーランドのジャングルを飛び立って海賊たちと戦う大型アトラクションと、ティンカーベルと妖精たちが住むピクシー・ホロウを訪れるかわいらしいアトラクション、ネバーランドの素晴らしい景色を眺めながら食事ができるレストランを導入する。
2つのアトラクションのうち、大型アトラクションでは、海賊にさらわれたウェンディの弟ジョンを救うため、ゲストはボートに乗り込み、ロスト・ボーイズのあとを追って川を下り、ティンカーベルのピクシーダストでネバーランドの上空へと飛び立つ。
おなじみの音楽とキャラクターに3Dの迫力ある映像が加わり、これまで見たことのないネバーランドの冒険を届ける。
新たなディズニーホテルは、新テーマポートのストーリーの核となる魔法の泉を囲むように建設する。
ディズニーファンタジーをテーマとしたホテルでは、壮大で美しい新テーマポートの全景を、パークに面する客室の窓から臨むことができ、ゲストは魔法がかったパークと一体となった宿泊体験を楽しめる。
475室を有するホテルで、デラックスタイプの客室に加え、一部は、東京ディズニーリゾートで最上級の宿泊体験を提供するラグジュアリータイプの客室で構成する。
また、パークに面したホテルの1階部分には、商品店舗を導入する。
施設概要
施設数:アトラクション(4施設)、飲食施設(3施設)、商品施設(1施設)、ホテル(1施設)
開発面積:約14万m2(うち、テーマパーク・ホテルエリア 約10万m2)
導入時期:2022年度中(予定)
投資額:約2500億円(予定)
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