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住友不動産/「秋葉原駅前ビル」竣工

2019年10月08日 14:00 / 店舗

住友不動産が地権者・参加組合員として参画する神田練塀町地区市街地再開発組合は10月7日、「住友不動産秋葉原駅前ビル」を竣工したと発表した。

<住友不動産秋葉原駅前ビル>
住友不動産秋葉原駅前ビル

JR「秋葉原」駅前の北東200mに位置する施行区域約0.5haの街区を再開発したもの。

事業は、従前に細街路沿いに旧耐震の建物や低層木造家屋が密集しており、敷地の統合と建物共同化による土地の高度利用、区画道路や広場などの整備を行い、防災性の向上、地域活力の増進、市街地環境の改善を図ったオフィス、住宅、店舗で構成する総延床面積約3万700m2の大規模複合開発。

<施設所在地>
施設所在地

建物1階は、広場状空地を設け賑わい誘致を図るほか、有事にはエントランスホールと併せて就労者、観光客など増加する来街者を受け入れる秋葉原一帯の災害拠点としても機能する。

物件の所在する秋葉原駅前は、2004年以降に土地区画整理事業に伴う駅前再開発施設が次々と完成し、業
務・商業・住宅・文化など多機能を有した街へと大きく発展しました。特に、東京駅より2駅の立地、JRや地下鉄、つくばEXなどが結節した東西南北への高い交通利便性を基盤に、大量のオフィスビル供給が成され急速に高いオフィスニーズを有する優良な新興オフィスマーケットとなった。

住友不動産秋葉原駅前ビルは、駅前に集積するビル群の中でも、先進的な構造、設備、重厚感ある内外装、有数の規模を持ち、際立つ存在感を有する大規模ビルとして完成した。

従前は、多くの人で賑わう駅前エリアに位置しながら街区内の歩行者動線が未整備であり、電柱や電線類が残り景観も損なわれ、とりわけ中通り(東側区道)は人通りも少なく沿道の賑わいが不足していた。事業により、景観と共に駅前や昭和通り方面より人の流れを呼び込み賑わい創出を図る動線整備をした。

<敷地配置図>
敷地配置図

■再開発事業の概要
事業主:神田練塀町地区市街地再開発組合
所在地:東京都千代田区神田練塀町300
地区面積:施行地区約0.5ha
敷地面積:約2530m2
延床面積:約3万700m2
構造:鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造)・中間免震構造
階数:地上21階、地下2階(高さ111.99m)
施設用途:業務、住宅、店舗、駐車場
総事業費:約233億
設計監理:日建設計
施工:前田建設工業

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