店舗支援AIサービス/フードロス削減に特化、食品スーパー募集
2019年10月08日 14:05 / IT・システム
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DATAFLUCT(データフラクト)は10月8日、食品スーパー向けにデータ活用により食品廃棄ロスを解決する店舗支援AIサービス「DATAFLUCT foodloss.(データフラクトフードロス)」を利用する食品小売業(パートナー)の募集を開始した。
データフラクトフードロスは、店舗のPOSデータや気象・人流などの外部データ活用により、食品廃棄ロス削減に特化した精度の高い需要予測モデルを構築し、データに基づく店舗オペレーション(発注・値引・棚割・仕入れなど)を改善するシステム。
時間帯別販売実績や値引き販売実績、廃棄などのPOSデータと気象情報や人流データなどの関係性を解析することにより、廃棄率が高い商品(例:納豆、豆腐、パン、乳製品など)の需要を予測する。
また、当日の販売状況や陳列商品の残数などから適正な仕入れ量を算出する。廃棄ロスの可能性がある商品に対しては、販売機会を失わないために最適なタイミングで値引き額や数量を通知する。
データに基づき、店舗オペレーション(発注・値引・棚割・仕入れなど)を改善することで食品廃棄の最小化と売上の最大化を実現する。
消費者向けに値引き商品の情報が通知されるアプリケーションを提供し、最終的にはデータ活用により、サプライチェーン全体でロスを削減するCPFRデータプラットフォームビジネスを展開する予定だ。
CPFRとは、Collaborative Planning, Forecasting and Replenishmentの略で、メーカー、卸売事業者、小売事業者が相互に協力して、「商品の企画・販売計画」、「需要予測」、「在庫補充」を協働して行い、欠品防止と在庫削減を両立させることを目指す施策。
パートナーのメリットとして、廃棄ロスの最小化と売上の最大化に寄与する。需要予測モデルやダイナミックプライシングの活用により、発注の手間やミス、廃棄を減らすことで店舗売上に寄与する。
データに基づくことで、日々のオペレーション(発注・値引・棚割・仕入れなど)を改善し、適正化する。店舗ごとのPOSデータを学習することで、店舗に特化したアルゴリズムとアプリケーションを提供する。
データフラクトフードロスは、POSデータと外部データ(天気・人流・店舗立地など)を活用した店舗ごとの需要予測モデルにより発注量を最適化する。
売上をあげる発注構成と、値引のタイミング・金額・数量を最適化し無駄をなくすダイナミックプライシングに対応する。
突然の気象変化により、売れ残る可能性の商品を事前に予測し、値引きタイミングを最適化する、雨天アラート機能もある。また、値引きの最適化だけでなく、値引シールを工夫することで、販売機会を最大化する。
本部は各店舗の売上や廃棄などの状況確認し、店舗は売り切るための的確なタイミングや値引額などを通知することで、データの見える化を行う。
2020年の正式ローンチに向けて、さらなるサービスの改善、機能を加えていき、データ活用による食品廃棄ロス問題の解決に取り組む。
パートナー募集期間は、食品ロス削減月間にあたる10月8日~31日。10社限定で、利用価格は1社あたり月額8万円。月額利用料は、想定金額の90%OFFで、1年単位での契約となる。
募集条件は、フードロス削減に協力できる食品小売業となっている。
DATAFLUCTは、データを商いに変えるデータサイエンス・ビジネス・デベロッパー集団。手間のかかるさまざまなデータの収集・統合・分析・予測モデル開発だけでなく、パートナーとの共創によってビジネス活用につながるデジタルサービスを開発している。JAXAベンチャーとしても認定されている。
■問い合わせ先
DATAFLUCT foodloss.責任者 上坂高寛
info@datafluct.com
Twitter:@datafluct
Facebook:https://www.facebook.com/datafluct/
URL:https://datafluct.com/
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