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パルコ/ゼロゲート事業でテナント改装リニューアル

2020年08月20日 15:40 / 店舗

パルコは8月20日、2020年のゼロゲート事業のテナント改装リニューアル概要を発表した。

2020年の広島ゼロゲートと名古屋ゼロゲートのリニューアルでは、新たなテナント導入テーマを設け初取組みのテナントを多数導入する。

広島ゼロゲートと名古屋ゼロゲートでは、開業から5年以上が経過しテナントの一部入替を実施している。テナントの入替に当たっては、これからのライフスタイルに対応した「目的来店型」の業種を積極的に導入する。

広島ゼロゲートでは、「ビューティ&ウエルネス」をテーマに、「エステサロン」と「AGAスキンクリニック」を誘致する。今後も「美容クリニック」や「女性専用のフィットネススタジオ」を開業する予定だ。

<たかの友梨ビューティクリニック>
たかの友梨ビューティクリニック

名古屋ゼロゲートでは、昨年ウエルネスストア「スギ・ファーマシー」が1階に開業、今回は美容クリニックを新たに開業し、3階の既存「アクティブスポーツショップ」も含めた「ビューティ&ウエルネス」ゾーンを拡大させる。

また、2階に「オーダースーツサロン」も導入し、ビルのもう一つの主要なテーマとしてファッション店舗のアピールする。

<TCB 東京中央美容外科>
TCB 東京中央美容外科

ゼロゲート事業は、1号店の渋谷ゼロゲート(2011年4月)の開業から9年が経過する中、消費環境とライフスタイルの変化に対応し、マーケットや立地に合わせた多様な業態を展開している。

当初のモデルタイプであったファッションをメインにしたワンブランドストア型から、広島ゼロゲート(開業:2013年10月)、名古屋ゼロゲート(同2014年10月)では、ファッションを中心にしながら大型のスポーツショップを導入した。

近年開業の京都ゼロゲート(同2017年11月)や三宮ゼロゲート(同2018年9月)では、フアッションや物販に限らず、飲食やサービスなどさまざまな業種への取組を新たに行い、更に直近の川崎ゼロゲート(同2019年8月)では、地域密着に特化した新たなマルチテナント型業態を開業している。

また、既存物件では外資系ファストファッションなど大型店跡地の入替、リニューアルを随時実施している。

道頓堀ゼロゲートでは、マーケットの特性を活かしたインバウンド特化型の「LAOX」が昨年新たに開業した(2019年12月)。しかし、その後COVID-19影響もあり、ライフスタイルテーマMDへの変更とともに、リニューアルを実施した(2020年6月)。

リニューアルにより「食」をコンセプトに、国を越えた商品やサービスを届け、お客の生活を彩る「グローバルライフスタイル」を提案する、ラオックスの新業態第1号店となった。

パルコでは、国内都心部一等地の中低層商業施設において、その立地の良さを生かし、事業規模に応じた効率的運営を実施しているゼロゲート事業を積極的に推進することにより、従来のPARCO業態による事業展開とあわせて、国内都市型商業を拡大している。

「ゼロゲート事業は、テナントの個性を前面に訴求し、PARCOとは異なりテナントは単独または少数で構成し効率的な店舗運営を行っている。さらに、PARCOで培った豊富な店舗開発ノウハウやテナントとの幅広いネットワークを活かし、不動産オーナーもテナントオーナーも満足できる開発を行っている」(同社)。

ゼロゲート事業は、都心部一等地の中低層商業施設という特性を持ちながら、物件の条件に応じてフレキシブルな開発を行っており、開発期間もスピーディに、案件ごとに付加価値の高いプランを導き出し、魅力的な店舗開発を推進する。

今後もマーケットや立地に合わせた業態への転換や新規物件開発を積極的に進める予定だ。

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