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キャピタランド/商業施設2物件を総額420億円強で売却

2021年07月01日 13:00 / 店舗

シンガポールに本社を置くアジア最大規模の不動産グループキャピタランドは7月1日、首都圏で所有していた商業施設2物件「オリナスモール・コア」(東京都墨田区)と「西友・サンドラッグ・東松山店」(埼玉県東松山市)について、利害関係を有しない第三者へ総額420億円(5億2000万シンガポールドル)強で売却したと発表した。

両物件の売却価格は、評価額の総額を上回っており、キャピタランドの純利益は約90億円(1億90万シンガポールドル)を見込んでいる。取引価格は買い手と売り手、双方の合意によって決定された。これら2つの商業施設の売却により、キャピタランドは日本で所有していた5つの商業施設全ての売却を完了した。

また、約75億円[(9080万シンガポールドル)を投資して、茨木市(大阪府)の土地を取得、最新のスペックを備えた4階建ての物流施設を開発すると発表した。

これは、キャピタランドの日本における2つ目となるこの物流施設の開発で、トップクラスの物流施設の開発・運営を目的とし、キャピタランドと三井物産都市開発による協働事業の一つとして、三井物産から土地を取得する。

新たな物流施設は、大阪のロジスティクスハブに位置し、主要高速道路を経由して京都と神戸へのアクセスも良好で、完成予定は2023年第3四半期、延床面積は約2万7000m2となる。

キャピタランドが日本でのロジスティクス事業に初めて参入したのは、2020年11月で、東京圏に所在する物流施設の開発・運営に関する三井物産都市開発との合弁事業となっている。この物件は、東京近郊に所在し、国道16号線からもアクセス良好な立地で、総床面積は約2万4000m2、4階建ての最新の物流施設で、完成は2022年第4四半期となる計画だ。

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