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野村不動産/サンストリート亀戸跡地に商業施設「KAMEIDO CLOCK」来春開業

2021年11月30日 15:20 / 店舗

野村不動産、野村不動産コマースは11月30日、東京都江東区亀戸において、グループのフラッグシップ商業施設「KAMEIDO CLOCK(カメイドクロック) 」を2022年4月末に開業すると発表した。

<KAMEIDO CLOCKの完成イメージ>
KAMEIDO CLOCKの完成イメージ

プロジェクトでは、地域に愛され2016年3月31日に閉館した商業施設「サンストリート亀戸」の跡地において、地域課題を解決し、多様なコミュニティ形成や地域の未来を見据えた価値創出を目指す「地域共生」をテーマにした街づくりとして、「住(プラウドタワー亀戸クロス)」「商」「学」「広場」の複合開発を進めてきた。

商業施設は、「LIVE UP! & LOVE LOCAL」をコンセプトに、高い日常利便性を実現する多彩なテナントを誘致するとともに、施設内外の空間を活用し、お客、テナント、地域をつなぎ、地域課題の解決へ貢献できるよう、多様なコミュニティ形成や地域の価値創造を目指す。

施設名称は、地域住民と共に亀戸の記憶を紡ぎ、新しい時を刻む生活創造拠点となりたいという想いを込めて「KAMEIDO CLOCK(カメイドクロック) 」と名付けた。サンストリート亀戸が担っていた商業機能を継承・スケールアップし、衣食住を包括的にサポートできる、「ライフ」「ユニクロ」「TSUTAYA BOOKSTORE」など各ライフスタイルカテゴリの大型店舗を中心に、専門店全135店舗が出店する。

また、地域コミュニティの活性化に特化したコミュニティスペース「カメラボ」、エンターテインメントを地域内外に発信する中心地となる「カメクロステージ(屋外)」、「カメクロコート(屋内)」など、独自のスペースやコンテンツも始動。独自の魅力で地元に愛され続ける商業施設を実現する。

<開発概要>
開発概要

敷地は、1939年から1993年まで、第二精工舎(現・セイコーインスツル)の東京工場が、モノづくりの拠点として存在していた。その後、工場閉鎖に伴い、地元の生活インフラとしての重要な役割を担いながら、地元の人にも愛される商業施設「サンストリート亀戸」に生まれ変わった。イベントの聖地、アイドルの聖地、コトづくりの拠点として地域に長らく愛されてきたが、2016年3月31日に惜しまれつつも閉館となった。

グループは、今までの土地の系譜(モノづくり拠点、コトづくり拠点)を踏まえ、また、行政や周辺住民と複数回にわたり協議を重ね、地域課題となっていた「生活利便施設の不足」「急増する児童数の増加」を解決する内容として「亀戸六丁目まちづくり方針」が策定された。そして、「亀戸六丁目まちづくり方針」を基に、今般の計画にいたった。

<商業コンセプト>
商業コンセプト

専門店では、誰もがうらやむ高い日常利便性「衣」「食」「住」「健」「遊」「学」のライフスタイルを提案する主要大型店を誘致した。「ユニクロ」と「ジーユー」が同時出店し、家族、友人と、買い回りが楽しめる。

人々の生活をより豊かに、より快適に変えていく究極の普段着「LifeWear」をコンセプトとして掲げるユニクロと、「YOUR FREEDOM 自分を新しくする自由を。」がブランドメッセージのジーユーが同時にオープンする。地域のあらゆるお客が喜ぶ商品やサービスを提供する。

また、アルペングループによる総合スポーツ「スポーツDEPO」とアウトドア専門「アルペンアウトドアーズ」が同時出店。これからスポーツを始める人から、競技に真剣に取り組む人、ライフスタイルにスポーツを取り入れる人まで、さまざまなニーズに合ったスタイルをスポーツデポが提案する。アルペンアウトドアーズでは、本格的なキャンプ用品のほか、アパレルからインテリア雑貨まで充実した品揃えで、アウトドアだけでなく、インドアでも活用できるおしゃれな商品を多数、提供する。

総合家電のコジマ×ビックカメラが出店し、「くらしを『より快適に』、『より便利に』、『より楽しく』します。くらし応援コジマ」をスローガンに、地域の必要に対応する品揃えとサービスを提供し、最も身近で愛され、必要とされる店を目指す。

また、ニトリから生まれたインテリア雑貨の店「デコホーム」も誘致した。地域に愛される店作りを心掛け、もっと手軽に部屋のデコレーションを楽しめるよう、品質やデザインのほか、手頃な価格でアイテムを取り揃える。

大型書籍「TSUTAYA BOOKSTORE」では、「日常を豊かにする書店」をコンセプトに、新刊やベストセラーのほか、地域最大級の実用書、児童書、知育玩具、学習参考書を揃え、地域のお客の生活をサポートする。イベントなども開催し「地域に根ざした生活提案型書店」を目指す。

クリニックモール「ドクターズスクエア」は、「近未来健康サポートステーション」をコンセプトに、亀戸のかかりつけ医として内科・皮膚科・小児科・眼科・脳神経外科・歯科に対応した総合クリニックモールを開業する。単に診療を受け、薬をもらう場所ではなく、医療や健康に関するあらゆる事柄を集めて発信することにより、地域に喜んでもらえるクリニックモールを目指す。

<カメクロマルシェ>
カメクロマルシェ

さらに、大型スーパーマーケットと生鮮三品・食物販の専門店全26店舗が集うライブ感あふれる「地域No1“食”市場」カメクロマルシェを展開。エリアNo1の面積を誇るスーパーマーケット「ライフ」に加え、専門性の高い青果・鮮魚・精肉の生鮮三品と総合グロッサリーを誘致し、お客の幅広いニーズに対応する。

さらに、和・洋・中など多彩な惣菜9店舗に加え、ベーカリー、和洋菓子、専門グロッサリーが集まり、中央には店で買ってそのまま食べることもできる約50席のイートインコーナーを設け、ライブ感あふれるフロアを展開する。同フロアには、ドラッグストアやクリーニングなども出店する予定で、毎日でも来たくなるフロアを目指す。

<カメクロ横丁>
カメクロ横丁

KAMEIDO CLOCK(カメイドクロック)の1階路面に、古き良き大衆文化としての親しみやすい横丁の雰囲気を残しつつ、少しオシャレで普段使いできる横丁エリア「カメクロ横丁」を開設する。 

カメクロ横丁は、夜の食事をメインとしながらも昼間はゆっくりランチを、酒と共に楽しむことができる横丁。オープンスタイルで店主の顔が見える飲食店が集まったこの場所では、ショップ同士が「競争ではなく協奏」し、一体感の中で人が集い、楽しめる空間を提供する。

個性あふれる7店舗が軒を連ね、地元の名店や人気店を気軽に利用できるカメクロ横丁は、亀戸の新たな名所となる。

<アソビバ!フードパーク>
アソビバ!フードパーク

そのほか、座席数約540席を用意し、ファミリー層を中心に幅広い人気の9店舗を集積させ、乳幼児を連れたお客でも使いやすい駅近フードコート「アソビバ!フードパーク」を設置する。フードコートに隣接する形で、4階、5階にわたる立体的な屋外空間に、子どもが遊び、楽しむことができるキッズパークも併設し、保護者も安心して、利用できる。キッズパークには、滑り台、小山、噴水などを準備する。また、屋内のフードコート環境も遊び心あふれる空間を演出し、e-sportsを体験できるe-sportsスタジオ「カメスポ」も設置する。

<出店地>

■KAMEIDO CLOCK(カメイドクロック)
所在地:東京都江東区亀戸六丁目31番6号
延床面積:約5万8000m2
店舗数:135店舗
構造:地上6階、地下1階
構造:鉄骨造 一部鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
駐車場:約300台(地上5階、6階)
駐輪場:約1200台
事業主:野村不動産
基本設計・監修:東急設計コンサルタント
設計監理:前田建設工業一級建築士事務所
施工:前田建設工業
竣工日:2022年3月末(予定)
開業日:2022年4月末頃(予定)
https://www.kameidoclock.jp

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