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すかいらーくHD/2022年度新規出店15店、改装360店はカウンター席導入

2022年02月14日 17:00 / 店舗

すかいらーくホールディングスは2月14日、2022年度の店舗計画について、新規出店15店舗、ブランド転換15店舗、改装360店舗となると発表した。

同日行われたWEB決算説明会で、谷真会長兼社長が明らかにしたもの。

<谷真会長兼社長>
谷真会長兼社長

谷氏は、「宅配も好調なガスト、地方での業態転換で人気のバーミヤンなど出店を進める。ここ10年、顧客の組当たりの人数は減少。生活スタイルの変化から、ガスト、バーミヤンで仕事をするなど1人客が増えており、お一人様用のカウンター席を従来の駅前立地だけでなく、郊外ロードサイドでも導入する。カウンター席が、ガストなどにあることの認知度を高めたい。バーミヤンでは、女性1人客のカウンター使用率が高くなっている」と説明した。

<ガストのカウンター席>
カウンター席

お一人様需要が拡大する中、新店・転換店・リモデル店の店内に平均5席~6席の「カウンター席」を設置。リモートワークの対応として、カウンター全席コンセント付き(カウンター席以外も多くの席にコンセントを設置)、全店Free Wi-Fi完備と多様な客層に向けた環境を整備している。客席タブレットがある業態(ガスト、バーミヤン、ジョナサン、ステーキガスト)では、自身のタイミングで注文でき、「お皿を下げてほしい」ボタンで快適な滞在を提供する。

投資については、2022年度は店舗改装のほか、POSレジの刷新など全体で210億円を見込んでいる。

2021年度は、店舗改装効果(昨年10~12月実施の106店舗)により、売上が2019年比4.8%増(店内飲食)となった。

ガストはリモデルにより、新規顧客、女性30代、3~5人以上のグループ客が多く来店したという。

ブランド転換効果(2021年実施の73店舗)では、転換店の売上は2019年比61.7%増(店内飲食が対象。転換前年商と転換後年商予測で算出、オープン景気控除)となっている。

2021年度の新規出店は40店舗だった。業態転換は「むさしの森珈琲」「ガスト」 「バーミヤン」 「La Ohana」を中心に73店舗、店舗改装は106店舗で実施した。

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