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大阪駅直結/オフィス・商業・ホテルの大型複合施設、24年3月完成へ

2022年11月15日 18:09 / 店舗

日本郵便、西日本旅客鉄道、大阪ターミナルビル、JTB、日本郵政不動産の5者は11月15日、大阪中央郵便局跡地を含む大阪駅西地区で開発を進めている「梅田3丁目計画(仮称)」(2024年3月竣工予定)が、地上の鉄骨工事の完了に伴い上棟したと発表した。

<建築工事の様子>

<周辺マップ>

同計画は、オフィス、商業施設、ホテル、劇場の複合施設となる。JR大阪駅西側で2023年に新しく整備される新改札口直結の通路(1階)や、既存のJR大阪駅連絡橋口改札から直通となる新設の歩行者デッキ(2階)、JR大阪駅南側から南西方面に向かい、通り沿いの各ビルをつなぐ西梅田地下歩行者道路「ガーデンアベニュー」(地下1階)に接続するなど、梅田エリア各路線の駅と抜群のアプローチを実現し、非常に高い利便性を有している。

<施設全体イメージ>

コンセプトは「つなぐ」。オフィスだけでなく、商業施設・ホテル・劇場との大型複合一体開発であることで豊かさを追求し、ひと・まち・ものとの「つながり」も含めた、多彩なライフスタイルを提供する。また、建物の環境性能を評価する指標の1つである「CASBEE大阪みらい」において最高位のSランクを取得するなど、環境にも配慮した。

地下1階~6階は商業施設となり、旧大阪中央郵便局舎の一部を保存・移設したシンボリックな吹き抜け空間や、賑わいあふれる横丁ゾーンに食と暮らしにまつわる「日本各地の銘店」が集まり、日本の魅力を世界に発信する。

11階~27階のオフィスフロアは貸室面積が約4000m2にも及び、西日本の賃貸オフィスビルでは屈指の規模となる。天井高は2800mm(一部フロアは3000mm)で、OAフロアも完備しており、個別空調対応はもちろんのこと、専用室内への非常電源供給(最大72時間)も用意。入居テナントのニーズに応じたレイアウトが実現可能だ。

そして29階~38階には、JR西日本ホテルズとマリオット・インターナショナルが初提携したハイグレードなホテル「オートグラフ コレクション」の客室フロアを設ける(全418室、客室面積40m2)。ジェイアール西日本ホテル開発が運営を行う。

■梅田3丁目計画(仮称)
所在地:大阪府大阪市北区梅田三丁目2番4号ほか
敷地面積:約1万2920m2
延床面積:約22万7000m2
事務所貸室面積:約6万8000m2
商業貸室面積:約1万6000m2
階数:地上39階、地下3階、塔屋2階
用途:オフィス、商業施設、ホテル、劇場
高さ:約188m
工期:2024年3月竣工予定
事業者:日本郵便、西日本旅客鉄道、大阪ターミナルビル、JTB
プロジェクトマネジメント:日本郵政不動産

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