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東急プラザ表参道原宿/5階を商業施設超えた文化発信・新しい商店街へ一新

2023年02月20日 11:44 / 店舗

東急不動産は2月20日、運営・管理する商業施設「東急プラザ表参道原宿」(東京都渋谷区)の5階を今夏フルリニューアルすると発表した。

<東急プラザ表参道原宿5階を刷新>
東急プラザ表参道原宿5階を刷新

リニューアル後のフロア名称は「LOCUL(ローカル)」。ショップ、スモールオフィス、ラウンジ、カフェなどがシームレスにつながった開放的な空間、イベント・ポップアップスペースなどを設ける。

フレキシブルに出店できるような仕組み、出店者同士や利用者とのコミュニケーションの場を提供することで、多様なヒト・モノ・コトが自然と集い、つながり、新たな文化や価値を生み出し、発信する場をつくることを最大のテーマとしている。

今回のリニューアルでは、6階のルーフトップテラス「おもはらの森」も活用し、多様な発信を行う。

多くのクリエイターが集まり、この場所にしかない唯一無二の消費体験と文化が生み出されてきた神宮前交差点の一角で、2024年春の開業を予定している「神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業」とともに、「新たな文化発信拠点」として、原宿・神宮前エリアの価値向上に寄与したい考えだ。

事業パートナーとして、都内で65棟以上のクリエーティブオフィスを企画・運営するリアルゲイトと協業し、リアルゲイトが5階のトータルディレクション、オペレーションマネジメントを担当する。

これまでリアルゲイトが培ってきたシェアオフィスのオペレーションノウハウを生かし、リテール分野にも「シェア」を提案。出店者が自身のアイデンティティーを気軽に表現できるようにさまざまなデザイン什器を「シェア」し、フロア利用者とコミュニティーが「シェア」できる空間を配置することで、新たなリテール空間の在り方「シェア型リテールコミュニティー」を育成していく。

また、トータルクリエーティブディレクターとしてProject Oの栃澤克次氏が参画、インテリアディレクション・デザインをDDAAの元木大輔氏が担い、フロア全体のブランディングを行う。

フロア名称の「LOCUL(ローカル)」には、今回のリニューアルコンセプトである「Lo-Fi Culture Collective」の略と、街に開かれたコミュニティーを示す「LOCAL」の2つの意味が込められている。コンセプトの「Lo-Fi Culture Collective」には、あえて空間を作り込み過ぎないことで、良い意味での雑多感や親しみやすさを出す計画だ。

カフェ/ラウンジを利用者も出店者もこの場所でくつろぎ、つながり、楽しめる、買い物だけでなく、ショップとのコミュニケーションもフランクに楽しめるにぎわいの核となる空間として設計する。

ショップは、出店にかかるハードル(初期投資や契約期間)やレギュレーション(厳格なリースライン設定など)を見直すことで、出店のハードルを下げ、多様な出店者を誘致する。

5階フロアにはイベントスペースやポップアップストアを設け、6階ルーフトップテラス「おもはらの森」と連携することにより、常に旬なモノ・コトを提案し、原宿・神宮前の「新たな文化の発信拠点」を目指す。

個人やブランドの活動拠点(一般的なオフィス)としての性質だけでなく、ショップ出店者のバックオフィスとしての機能、ショールーム機能、ブランドやクリエイター同士の共創を促す場としての機能も提供する。

■東急プラザ表参道原宿
所在地:東京都渋谷区神宮前4−30−3
交通:東京メトロ千代田線・副都心線「明治神宮前」駅徒歩1分
階数:地下2階~地上7階
延床面積:1万1852.34m2
リニューアル対象面積:1136.50m2
完工:2012年3月
リニューアル開業:202 年夏(予定)
https://locul.tokyo/

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