東急不動産/代官山で商業施設など開発、職・住・遊が近接
2023年04月12日 11:34 / 店舗
東急不動産は4月12日、東京都渋谷区代官山町にて推進中の(仮称)代官山町プロジェクトの名称を「Forestgate (フォレストゲート代官山)produced by 東急不動産」に決定し、10月下旬に開業すると発表した。
代官山駅至近で、八幡通り・代官山通りに面するフラッグシップ性のある立地に、広域渋谷圏で「職・住・遊 近接の新しいライフスタイル」を提案する新施設が登場する。
同施設は、MAIN棟・TENOHA棟の2棟からなり、MAIN棟は、賃貸住宅、シェアオフィス、商業施設で構成。「暮らす」「働く」「遊ぶ」の異なるシーンがシームレスに融合する「職・住・遊 近接の新しいライフスタイル」を目指す。
世界的に有名な建築家・隈研吾氏がデザイン設計を手掛け、57戸の賃貸住宅に加え、地下1階~2階には生活を豊かにする商業空間、3階にはシェアオフィスを導入する。
シェアオフィスは、東急不動産が都内を中心に展開する会員制シェアオフィス「Business-Airport Daikanyama(ビジネスエアポート代官山)」が開業予定。昨今の成長分野である「グリーン・サステナブル」や「食」をはじめとしたさまざまな人/ビジネスを育む新しいシェアオフィスとしたい考え。
TENOHA棟は、カフェとイベントスペースで構成され、サステナブル活動拠点としてさまざまな体験を提供する。
サーキュラーエコノミー活動を行う事業者や行政と連携し、地域と都市をつなぐ役割を担う。
東急不動産ホールディングスの長期ビジョンスローガン「WE ARE GREEN」を体現するもの。
建物はその活動拠点にふさわしく、東急不動産ホールディングスの保全対象森林、岡山県西粟倉村の間伐材を構造材として活用した木造2階建てとした。設計は地球環境をテーマに掲げ、自然と建築が共生する新しい時代の環境建築デザインを手掛けるSUEP.が担当する。
施設名の「Forestgate Daikanyama」は、MAIN棟の緑あふれるさまざまな形状の小さな木箱を積み上げたデザインがまるで立体的な「森(Forest)」のような形状であること、立地として代官山の街へと広がる「入り口(gate)」に位置することから命名された。
■Forestgate Daikanyama(フォレストゲート代官山)
開業日:2023年10月下旬(予定)
■MAIN棟
住所:東京都渋谷区代官山町119番他(地番)
敷地面積:約4084m2
延床面積:約2万1096m2
構造規模:鉄筋コンクリート造 地上10階、地下2階
用途:賃貸住宅、店舗、事務所、駐車場
基本設計:隈研吾建築都市設計事務所
実施設計:竹中工務店・東急設計コンサルタント 共同企業体
施工者:竹中工務店
ランドスケープ:DAISHIZEN
デザインマネジメント:日建設計、マイオ建築研究所
■TENOHA棟(TENOHA代官山)
住所:東京都渋谷区代官山町344-1(地番)
敷地面積:約422m2
延床面積:約198m2
構造規模:木造2階
用途:店舗、集会所
企画:RGB Inc.
設計:一級建築士事務所 SUEP.
施工者:青木工務店
■東急不動産の関連記事
渋谷サクラステージ/商業施設1万5200m2で体験型重視・路面店的な展開も
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。