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大和ハウス/「つくば駅」直結の複合施設に16店舗がオープン

2023年05月30日 14:40 / 店舗

大和ハウス工業は6月1日、茨城県つくば市において、つくばエクスプレス「つくば駅」直結の複合施設「(仮称)つくば市吾妻20街区プロジェクト」の工事を本格的に開始する。

<「つくば駅」直結の複合施設を開発>
「つくば駅」直結の複合施設を開発

南棟(オフィス・店舗、建物名称:「d_ll(ディール)つくば」)、北棟(オフィス:同社茨城支店・同社グループ会社入居予定)、立体駐車場の3棟からなる複合施設。完工は2024年9月、オープンは同年10月を予定している。

立体駐車場の完工は、2023年11月30日の見込み。

つくば市は筑波研究学園都市として、国立大学法人筑波大学や国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)などの研究・教育機関をはじめ、民間とあわせて約150の研究機関が立地するなど、1万人以上の研究者を有する国内最大の研究開発拠点となっている。

2005年に「秋葉原駅」から「つくば駅」を結ぶ、つくばエクスプレスが開通。沿線開発も進み、2022年のつくば市の人口は約25万人と、2005年の開通当初より約31%増加しているという。

同社は、つくば市内ならびにつくばエクスプレス沿線において、大型複合商業施設「iias(イーアス)つくば」(2008年10月オープン)、商業施設や物流施設、戸建住宅、賃貸住宅、分譲マンションなどの開発を手掛けている。

「(仮称)つくば市吾妻20街区プロジェクト」は、同市最大の交通結節点である、つくばエクスプレス「つくば駅」直結の複合施設。「賑わいと緑が溢れだすエキウエ施設が、マチの様々な交流の拠点となる」をコンセプトに、魅力ある都市拠点となることを目指す。

南棟の1階と2階には、飲食店やクリニック、フィットネスクラブなど16店舗が入居予定。3階~5階はオフィスフロアとした。

3階はスタートアップ企業の交流拠点となるよう、シェアオフィススペースとして提供し、同市や周辺施設等と連携を図る予定だ。

北棟は、同社茨城支店と大和ハウスグループ会社5社(大和リビング、大和ハウスリアルティマネジメント、大和ハウスリフォーム、大和ハウス賃貸リフォーム、大和ランテック)が入居予定で、2024年10月より、約240人のグループ従業員が勤務する拠点として本格稼働する。

仕事内容によって働く場所や時間を選ぶ概念「ABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)」を取り入れ、全席フリーアドレス対応の次世代型オフィスとする。清掃サービスの品質向上と省人化を図るため、自律移動型の清掃ロボットを導入する計画。

■「(仮称)つくば市吾妻20街区プロジェクト」
所在地:茨城県つくば市吾妻2丁目4番1他
交通:つくばエクスプレス「つくば駅」より直結
敷地面積:7639.38m2
南棟
敷地面積:2796.97m2
建築面積:2342.41m2
延床面積:1万188.35m2
構造・階数:鉄骨造、地上5階建て
駐車台数:1台
総店舗数:16店
北棟
敷地面積:4842.41m2(立体駐車場含む)
建築面積:1203.99m2
延床面積:3337.24m2
構造・階数:鉄骨造、地上4階建て
駐車台数:11台
立体駐車場:353台

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