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イオンスタイル赤羽/7月28日建て替えオープン、食品1.6倍に拡充

2023年06月19日 11:30 / 店舗

イオンリテールは7月28日、「イオンスタイル赤羽」(東京都北区)をグランドオープンする。

<イオンスタイル赤羽>
イオンスタイル赤羽

食品や日用品など日常使いのワンストップショッピングを実現する店舗を目指す。

1982年に「忠実屋赤羽店」として工場跡地にオープンした同店は、2016年には「イオン赤羽北本通り店」に改称し2020年まで38年営業。建て替えのために一時休業していた。

同社調べによると、赤羽エリアは、池袋・新宿など都心部への通勤利便性からファミリー、単身者向けの新築マンションが多数計画されており、3000人以上が新たに赤羽に居住する見込み。

また、店舗周辺には、多くの従業員が勤務する工場など事業所が立地する一方で、飲食店が少なく昼食や総菜の需要が高いエリアでもある。新しく居住するファミリーのニーズに応える普段使いの食品、日用品、化粧品、医薬品の品ぞろえに加え、単身世帯、高齢者、近隣の工場や事業所のワーカー向けの簡単・時短・小容量需要に対応した商品も強化した。

<サポートレジ>
サポートレジ

同店では、レジ精算の効率化と混雑緩和を実現する新しいレジ配置「スマートモデル」を展開。レジ従業員が商品スキャンから精算まで行う「サポートレジ」を設置し、シニア、目の不自由な人、小さな子ども連れの人など、会計時に手助けが必要な人をサポートする。「サポートレジ」のほか、顧客自身が商品をスキャンしながら買い回る「レジゴー」、支払いのみセルフで行う「セミセルフレジ」、商品スキャンから精算まで顧客自身で行う「セルフレジ」を導入する。

ネットと実店舗の垣根を感じることなく注文・受け取りができるよう、指定時間内であれば、都合の良い時間に店頭で受け取れる「ピックアップ!」サービスを実施。ネットスーパー注文品のほか、ECサイト「イオンスタイルオンライン」の注文品をサービスカウンター、駐車場入り口側に設置するロッカーで受け取れる。

赤羽西・東十条・巣鴨など旧店でも配送していた区域を対象にスマホやパソコンから 注文した商品を店舗から自宅に配送する「イオンネットスーパー」も導入する。生鮮食品や冷凍食品、総菜などの食品から、トイレットペーパー、紙おむつなど、くらしに便利な生活必需品がそろう。

店頭での購入品の配送サービス「即日便」も展開する。

16台(予定)のサイネージを設置し、旬の野菜、鮮魚、自社開発の総菜などの紹介、お買い得情報などを発信する。

■食品売場は旧店比1.6倍、デリカ・リカーは1.8倍に

<「リワードキッチン」イメージ>
リワードキッチン

食品売場は旧店の1.6倍の面積に拡大、食のニーズの多様化に対応。東京都産の農産品、豊洲市場直送の鮮魚を丸魚のほか、すし、刺し身に調理するなど高鮮度商品の拡充を図る。時短かつ本格需要に対応するべく、量り売り総菜「リワードキッチン」、店内で焼き上げるピザ「ピッツァソリデラ」を取り扱う。

青果は、東京都あきる野市や瑞穂町の生産者による東京都産の野菜を拡充。開店時には、ねぎ・かぼちゃ・ピーマン・おくら・小松菜・なす・とうもろこしなど10品目を用意する。子育てファミリーも多いエリアであることから、時短調理用の カット野菜の品ぞろえを拡充する。

鮮魚対面コ-ナーで、豊洲市場などから仕入れた旬の丸魚やおすすめの鮮魚・切り身を毎日提案。丸魚から調理した刺し身を提供する。鮮魚を活用した焼き魚・フライ・唐揚げなどの魚総菜も販売する。接客販売員を常時配置し、注文に応じて切り身、三枚おろしなどの調理サービス、おいしい食べ方の提案も行う。

「リワードキッチン」は、赤身とサシのバランスが良い希少部位トモサンカクを使用した「おつまみローストビーフ」、シェフが自信をもっておすすめするアメリケーヌソースを使用した「海老と温野菜のグリルサラダ」、「国産真いわしのポテトロースト」、バリエーション豊富な具材を使用した「スプリングロール」など、約30種類の総菜を楽しめる。

<焼きたてパンの「カンテボーレ」>
カンテボーレ

焼きたてパンの「カンテボーレ」では、イオンスタイル赤羽専売商品を提供する。バター入りマーガリン使用のデニッシュ生地につぶあんを包んで焼き上げた「まかないあんぱん」を提供。イートスペースを40席用意している。

■簡単・時短・小容量需要に対応

日常使いから名店メニューまで、便利で手軽な約870品目の冷凍食品がそろう。

<冷凍食品は約870品目そろう>
冷凍食品

食材や調理方法にこだわった味を家庭で楽しめる「ロイヤルデリ」、主菜と副菜がセットになったワンディッシュ商品、ロック・フィールドの冷凍食品ブランド「RFFF(ルフフフ)」と「神戸コロッケ」の商品、韓国グルメなど、専門店の味が楽しめる。

このほか、専門店の和洋中の冷凍スイーツをコーナー展開。人気のサンザシ飴、神戸元町珈琲ショップ「Evian Coffee」がプロデュースするスイーツ「ZIPANGU8」のシフォンケーキ、ロールケーキ、和菓子屋「和田又」が作ったクレープを取り扱う。

ファミリーが増加傾向のエリアでもあることから、子どもの小麦アレルギーに対応し、小麦を使用せず、国産の米粉と野菜にこだわったキッズギョーザを用意している。

さらに、食材に均一に火が通りやすく保温性がある「鉄板焼き」、店内で作る「ハンバーガー」といった手軽にランチなどになる総菜を充実。下ごしらえされた温野菜、ばら売りの野菜・果物、4個入りや6個入りのたまご、食パン3枚入りなど、ニーズに合わせた適量商品を提供する。

子どもから大人まで人気のグミは、約160品目そろう。

おつまみメニュー、BBQに向け、ステーキ・焼き肉用を拡充。同店から2キロ先の「荒川岩淵関緑地バーベキュー場」に対応する。

■くらしの品、肌着、化粧品、医薬品も短時間ショッピング

<日用品もワンストップショッピング>
日用品もワンストップショッピング

食品に加え日用品、くらしの品、肌着、化粧品、医薬品などにおいても短時間で手軽に買い回りできる売場づくりを目指す。

「育児」「美」「健康」など生活シーンごとに、購買頻度・利用頻度の高い商品をえりすぐった。近隣にペット可のマンションも存在することから、猫・小動物の ペットフードを中心にペット用品を充実させる。

「ETUDE(エチュード)」や「TIRTIR ティルティル 」などアジアンコスメ、プチプラコスメ「キャンメイク」、500円コスメの「Kirei&Co(キレコ)」、ヘア&メーキャップアーティストプロデュースの「WHOMEE(フーミー)」などのメークブランドも豊富に展開する。

「イオン薬局」では、オンライン服薬指導、薬剤師が受付後、すぐに服薬指導と会計をすることで調剤待ち時間を減らし、かさばる医薬品を持ち運びすることなく配送、自宅で受け取ることができる「調剤おくすり即日便」も導入する。

■地元・地域の伝統商品も充実

北区に店舗を構える「都電もなか 本舗 菓匠 明美」の「都電もなか」、東京23区最後に残る乾麺製造メーカー「江戸玉川」のうどん、きしめん、日本酒「丸眞正宗」、通称キンミヤと言われている「亀甲宮焼酎」、東京ヴェルディ・オリジナルクラフトビールといった地元商品もそろう。

北区に本社を構える「トンボ鉛筆」のコーナーを設置。1969年発売からロングセラー消しゴム「MONO」、シャープペンシル、修正テープ、スティツクのり、テープのりなどを集合展開する。

銘店コーナーの一角に「渋沢栄一」コーナーを設置する。同店は地域に根差すべく北区観光協会の協力のもと、晩年北区を拠点に活動した渋沢栄一をモチーフにした「しぶさわくんコインチョコレート」「しぶさわくんCOFFEE」「オートミール&プロテインうどん」などの食品のほか、お札タオルや一筆せんなどのグッズを販売する。

旧店で人気だった「ドムドムハンバーガー」が復活する。今回の復活に際し、赤羽店限定メニューを期間・数量限定で販売。一番人気の「甘辛チキンバーガー」のチキンを230%に増量して登場する。価格は440円そのままで、1000食限定となる。人気のどむぞうくんぬいぐるみ赤羽店バージョンも発売する。

北区最大級の家電量販店の「ヤマダデンキ テックランド」、ライフスタイル提案型100円ショップ「キャンドゥ」がテナントとしてそろう。

そのほか、赤羽の魅力を集めたアクリルキーホルダーのカプセルトイ「赤羽コレクション」が登場する。「東京都北区赤羽」の漫画家清野とおる氏の「ハッピーラッキーマンホール」、赤羽の名物路地の「赤羽OK横丁」など全10種類が入っているガチャガチャとなっている。

■イオンスタイル赤羽
所在地:東京都北区神谷3丁目12-1
開店日:2023年7月28日
敷地面積:約9480m2
売場面積:約8070m2(直営売場:約4190m2、専門店:約3880m2)
駐車台数:約270台
駐輪台数:約320台
建物構造:地上3階建て(3階・屋上 駐車場)
営業時間:1階 食品 8時~22時
2階 日用品・化粧品 9時~22時
イオン薬局(調剤)10時~20時
※一部営業時間が異なる売り場あり
※専門店の営業時間は店舗により異なる
休業日:年中無休

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