福岡・天神「イムズ」跡地/オフィス・ホテル・商業の複合ビル、26年完成へ
2024年05月15日 15:54 / 店舗
三菱地所は5月15日、福岡市中央区において計画中の「(仮称)天神1-7計画」の新築工事に着手したと発表した。
三菱地所初の都心型商業施設である「イムズ」跡地に新たに開発する、オフィス・ホテル・商業を用途とする複合ビル開発プロジェクト。2022年8月に福岡市による「天神ビッグバンボーナス」の認定を受けており、2026年12月末の完工を予定している。
アメリカ・シアトル発のホテルブランド、アジアで2施設目となる「エースホテル」が出店。地下2階から2階にかけて約3636m2の商業ゾーン、総面積約2万6446m2、基準階面積約2611m2、想定就業者数約3000人のオフィスが登場する。
商業ゾーンでは、地下2階は天神地下街、ONE FUKUOKA BLDG.(以下:ワンビル)、因幡町通り地下通路とつなげ、利便性を高める。日常利用から特別なひと時を過ごせるものまで、さまざまなタイプのショップ&レストランを誘致する予定だ。
1階は、渡辺通りをはじめ四方の通りに面し、周囲からの視認性の高いゾーンとなる。計画進行中のワンビル、(仮称)天神ビジネスセンター2期計画とともに、渡辺通り東側の商業活性化に貢献し、天神地区に新たなにぎわい拠点を創出したい考え。
「エースホテル」は、192室の客室を用意。1~2階のラウンジ、カフェバー、レストラン、ギャラリー、3階のMICE対応が可能なファンクションルーム・ミーティングルーム、19~20階のルーフトップバーは、宿泊者以外にも来街者やワーカーなどまちに関わる人々が自由に利用できる。
また、アートや音楽といった文化的プログラムの開催などを通じ、地域コミュニティの活性化も図る。
さらに、建物外周部では、Fukuoka Art Nextの推進に寄与するパブリックアート、ベンチといった休憩施設を設置。豊かで潤いのある空間を形成する。また、周辺施設と連携することで、来街者が行き交い、天神エリアの回遊性向上、一体感の創出を目指す。
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