福井市/福井駅前南通り地区再開発、商業棟2029年3月完成予定

2024年08月07日 14:41 / 店舗

福井県福井市は7月29日、福井駅前南通り地区第一種市街地再開発の事業概要を発表した。

<完成予想図>

再開発地区は、JR福井駅西口から南に約300mの距離に位置し、福井駅豊島上町線沿道(福井駅前南通り)の中央1丁目10番南街区、11番街区、22番街区の3つの街区が一体となった地区で敷地面積は1.0ha。

商業棟(4階建て)、マンション(18階建て)、ホテル(11階建て)、駐車場棟(7階建て)を整備するもので、2029年3月に全体計画が完成する計画。

地区の北側は、「ハピリン(福井駅西口中央地区第一種市街地再開発事業)」「中央一丁目10番地地区優良建築物等整備事業」に、東側には、店舗併設型の都市型住宅「エリアス」や「福井マンテンホテル」が隣接しており、西側には「新栄商店街」や歴史的な施設である「北ノ庄城址公園」、「柴田神社」が近接している。

<再開発地>

該当地区を含む中心市街地は、福井市都市計画マスタープラン(2010年3月)において、広域商業・業務ゾーンに位置づけられており、公共交通機関の結節機能を活かし、都市型サービス産業を中心とした中枢的な業務、商業、文化、情報発信、コンベンションなどの高次都市機能の集積を目指している。

また、2018年10月には、該当地区を含む福井駅周辺地域が都市再生特別措置法に基づく、都市再生緊急整備地域に国より指定されている。その整備に関する方針として、都市再生本部が定めた地域整備方針の中では、「歴史と文化を継承し、県都にふさわしい魅力と風格のあるまちづくり」が目標とされており、その目標達成のために、「多様な居住ニーズに対応した都市型居住機能の導入と業務、居住などの日常生活を支える生活利便施設の充実」、「中心市街地の賑わいの核となる観光、商業、業務、宿泊および駐車機能の強化・充実」等の都市機能の増進を目指している。

該当地区は、建築物等の多くが老朽化し更新時期を迎えるとともに、細分化された土地利用により建築物等が密集していることから、土地利用、防災及び景観等において課題を抱えていた。

課題を解決しつつ、北陸新幹線福井開業を見据え、中心市街地の南の玄関口にふさわしい風格と魅力ある回遊拠点の創出を図るとともに、「駅前南通り」を軸に水平的に賑わいをつなげるとともに、周辺の再開発施設や商店街と連携した地域の生活拠点として再生を図るため市街地再開発事業を実施する。

■事業概要
事業名称:福井駅前南通り地区第一種市街地再開発事業
施行者:福井駅前南通り地区市街地再開発組合
所在地:福井県福井市福井中央一丁目の一部
敷地面積:約1.0ha
工事請負者:見谷組、田中建設
福井駅前南通り地区第一種市街地再開発事業解体工事、
新築工事特定建設工事共同企業体
マンション棟:地上18階建て、住宅102戸(権利者住戸12戸含む)
引渡予定時期:2028年3月
ホテル棟:地上11階建て
完成予定時期:2027年3月
商業棟:地上4階建て
完成予定時期:2029年3月
駐車場棟:地上7階建て
完成予定時期:2028年3月

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