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CODE.9/東京コレ参加のファッションブランド、民事再生

2017年06月06日 13:50 / 経営

帝国データバンクによると、CODE.9が、6月5日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、保全命令を受けた。負債は債権者約55名に対し約2億3000万円。

2005年4月に設立された婦人服の卸・小売業者。アウター・ジャケット、スカート・パンツ等ボトムなど自社ブランドを中心とした商品展開を行い、20代後半から30代をターゲットとする主力ブランド「AULA(アウラ)」のほか、20代前半をターゲットとするセカンドブランド「RYZA(ライザ)」を展開した。

製造は国内と中国の契約工場に委託し、国内アパレル業者向けのほか、ドイツ、イタリア、アメリカなどにも輸出していた。

伊勢丹新宿店、ルミネ新宿店、阪急うめだ店に小売店「AULA AILA」を構えるほか、インポートブランドを販売する路面店も展開して業容を拡大させた。

これまでパリなどで海外展示会を開催するほか東京コレクション2016S/Sに参加。

代表の川島氏は有名映画出演者の衣装デザインを行うなどブランド知名度を高め、有名女性芸能人にも支持されていた。

しかし、比較的高価格帯の商品を主力としていたことから、近年はファストファッション台頭による売り上げ低迷が続き、2016年2月期の年売上高は約4億4000万円にダウンした。

その後も業況は好転せず、自主再建を断念した。

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