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中部薬品/惣菜・ベーカリー、青果・精肉を導入した実験店

2017年09月01日 19:05 / 経営

バローグループの中部薬品は、ドラッグストアにインストア加工の惣菜・ベーカリー売場や青果・精肉売場を導入する実験を開始した。

9月7日、岐阜市に生鮮食品を導入した初めての新規店舗として「V・drug岐阜県庁西店」をオープンする。

<V・drug岐阜県庁西店>
V・drug岐阜県庁西店

医薬品・化粧品などを販売する自社のドラッグストアに、グループ会社の中部フーズが店内で製造・販売を担う惣菜・ベーカリー売場を設置、同じくグループ会社のタチヤが運営する青果・精肉売場を併設する。

<惣菜・ベーカリー売場の一例>
惣菜・ベーカリー売場の一例

前期からグループ企業間の協働による店舗開発に取り組み、2016年10月に改装した「V・drug豊川店」(愛知県豊川市)に、惣菜・ベーカリー売場を導入し、中部薬品が直営で運営する青果・精肉売場設置の実験を開始した。

<惣菜売場の一例>
惣菜売場の一例

既存店では、愛知県豊川市の「V・drug豊川店」売場面積約2000m2のほか、愛知県愛知郡東郷町の「同東郷西店」約1300m2、愛知県尾張旭市の「同城山店」約990m2、愛知県安城市の「同安城今池店」約1300m2に、中部フーズが運営する惣菜・ベーカリー売場と直営の青果・精肉売場を設けている。

<精肉売場の一例>
精肉売場の一例

タチヤが青果・精肉売場をV・drug店内に設置するのは、岐阜県庁西店が初めてで、惣菜・ベーカリー、青果・精肉売場を採用した5店目となる。

あくまで、実験段階の取り組みで、中部薬品が標準店と位置付ける約990m2よりも大型の店舗を中心に実験している。

愛知県尾張旭市の「V・drug城山店」の売場面積は約990m2で、標準店の中に、惣菜・ベーカリー、青果・精肉売場をどう組み入れていくのかを検証している。

<店舗所在地>

V・drug岐阜県庁西店は、商圏として、周辺の約1万3600世帯(人口約3万3900人)を想定する。

なお、4月に、「ホームセンターバロー稲沢平和店」(愛知県稲沢市)では、循環型農業の一環として運営する野菜直売所を拡張し、お客の要望の多かった精肉売場を設けた。

精肉売場の運営は、タチヤと食肉卸売業の中部ミートが持つ仕入・オペレーションのノウハウが活かされている。

今後とも、グループの経営資源を相互に利用しながら、新たな店舗の展開に挑戦するという。

店舗概要
所在地:岐阜県岐阜市下奈良2-3-3
TEL:058-201-1552
建物構造:鉄骨造平屋建
敷地面積:7037.0m2
売場面積:1383.2m2
駐車場:87台(隣接施設と併用)
営業時間:9時~21時

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