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ヤオコー/投資額70億円、熊谷物流センター稼働

2017年10月25日 16:12 / 経営

ヤオコーは10月25日、埼玉県熊谷市に「ヤオコー熊谷物流センター」を開設した。

<ヤオコー熊谷物流センター>
ヤオコー熊谷物流センター>

2022年に250店・売上高5000億円の長期目標に対応する施策で、土地その他取得代金など24億円を除く、投資額は約70億円。

敷地面積は8万8762m2、建築面積は2万588m2、延床面積は3万6429m2で、うちグロサリーセンター1万6888m2、チルドセンター1万3394m2。

熊谷物流センターの稼働により、店舗への配送距離を短縮し、年間で1億4000万円の配送コストの削減を計画している。

今後、売場面積約990㎡の都市型小型店舗を、都心から20km以内のエリアに出店し、東京や神奈川への出店を強化するための体制づくりをする。

<今後の出店政策>
今後の出店政策

現在、埼玉県狭山市と千葉県船橋市にグロサリーセンターを稼働、そのほか4つのチルドセンターを稼働させている。

10月25日現在の店舗数は、埼玉85店、千葉28店、群馬15店、東京8店、神奈川7店、茨城7店、栃木5店、合計155店。

<2017年3月期の出店・改装店舗>
2017年3月期の出店・改装店舗

熊谷物流センターは、グロサリーセンターとチルドセンターの2つの機能を担い、埼玉県北部、群馬、栃木、茨城の店舗への配送を担う。

既存の物流センターに余裕を作ることで、東京、神奈川への新規出店を安定的に行う予定だ。

稼働時の配送店舗数は、グロサリーセンターが49店、チルドセンターが24店に対応する。最大配送店舗数は、グロサリーセンター70店、チルドセンター50店で、年間通過高は640億円を見込んでいる。

グロサリーセンターは、一般食品、酒類は在庫型、住居、菓子は通過型として利用する。

ワインの低温管理倉庫も備え、これまで外部倉庫に委託していた、自社輸入ワインや青果物などの輸入商品の管理も行う。

チルドセンターは、生鮮、日配、デリカに対応し通過型で運用する。カットフルーツの製造など、青果の加工も担う。

全体合理化の推進として、作業・納品にかかわる業務工数をトータルで削減するほか、配送距離・時間の短縮による納品品質の向上を目指す。

店舗陳列工数を削減するため、納品カテゴリーを充実させ、店舗における陳列工数の低減を図る。

まだ実験段階の取り組みだが、店舗のカテゴリー別、通路別の納品を推進することで、店舗の品出し作業を効率化する取り組みを推進する。

施設概要
所在地:埼玉県熊谷市千代703-1
TEL:048-539-1870
敷地面積:8万8762m2
建築面積:2万588m2
延床面積:3万6429m2
(グロサリーセンター1万6888m2、チルドセンター1万3394m2)
建物構造:S造地上2階建

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