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三井食品/2018年度売上高は過去最高の8164億円、物流・システム強化

2018年06月26日 13:35 / 経営

三井食品が6月26日発表した、2018年3月期通期の連結決算は、売上高8164億円(前期比2.9%増)、経常利益34億2000万円となった。

<萩原伸一社長>
萩原伸一社長

売上高は過去最高の8000億円超え、経常利益率は0.42%(34.9%増)だった。

カテゴリー別売上高は、加工食品2831億円(4.0%増)、酒類2270億円(2.5%増)、飲料1341億円(5.0%増)、惣菜・日配・生鮮・冷凍1128億円(2.5%増)、ペットフード356億円(3.4%減)、菓子59億円(0.1%減)、その他179億円(5.8%減)。

ペットフード、菓子を除く各カテゴリーで増収。スムージーなどの野菜飲料、健康食品、レンジ食品などが好調だった。

2019年3月期通期の連結決算は、売上高8385億円(2.7%増)、経常利益42億3000万円(23.9%増)、経常利益率0.5%(20.6%増)を目指す。

同日行われた決算記者会見で、萩原伸一社長は「中計2年目の2019年3月期に、最終年度の目標とした経常利益率0.5%達成を図る。スーパー、コンビニ、ドラッグ各業態に向け、利益を積み上げ、利益率を高めていく」。

「今期は、業務プロセスの改善を推進。関西などでは商流のみならず物流を含めた提案が功を奏している。昨年は新倉庫の立ち上げ、システム入れ替えなど物流・システムの強化を実施。三井物産と連携し、お客様の様々な課題解決、成長に貢献し、必要とされる企業を目指す」としている。

また、2018年度の新しい施策として、青果商品の供給を強化。農業生産者の高齢化問題などを受け、青果商品の流通に変化が起きていることに対応する。

供給するのは、産直野菜で、きゃべつ、とまと、はくさい、ほうれん草など主力野菜が中心。

JAいばらき、JA長野など取り組み先は増加している。

<矢澤久志専務>
矢澤久志専務

矢澤久志専務は、「青果物を供給する取引先を拡大していく。青果売場でメニュー提案できるよう、野菜にあえて、レンジで簡単に調理できる調味料のPBも提案している」と説明した。

<レンジで簡単に調理できるPB調味料>
レンジで簡単に調理できるPB調味料

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