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三井食品/3月期は売上高6768億円、経常利益9億円に改善

2023年06月29日 10:40 / 決算

三井食品が6月29日に発表した2023年3月期決算は、売上高6768億円(前年同期比1.9%増)、営業利益7億円(114.9%増)、経常利益9億円(80.9%増)、当期純利益6億円(13.2%増)となった。

<三井食品>

事業計画に対して売上高は130億円のプラス、経常利益は8000万円のマイナス、当期利益は7000万円のマイナスとなった。但し、事業計画では、経常利益は前々期の約2倍の数値を計画していたため、概ねに順調に推移した決算となった。

営業利益は、外食産業の業績回復、商品利益の改善が寄与した。不採算取引の見直しもあり、業態別売上高では、スーパーマーケット、ディスカウントストア、ホームセンターがマイナスとなったが、連結売上高は増収となった。

また、来期は、物流センターの立ち上げによる先行投資コスト、人手不足などのコスト増加を見込み増収減益を見込んでいる。企業理念「私たちは楽しさが広がる食の世界を創造し人々の豊かな生活に貢献します」を実現するため、顧客、メーカー、商品ネットワークを大切にしつつも、モノ売りから機能売りへの転換を図る。誰にもできない事、誰よりも安くできる事を差別化と捉えて、「物流力強化」「差別化機能強化」「業務生産性向上」を目指す。

来期は、売上高6891億円(1.8%増)、経常利益2億3000万円(76.1%減)、当期純利益1億1000万円(82.7%減)の見込み。

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