スターバックス/オフィス向けコーヒー事業をネスレに移管
2019年03月13日 16:30 / 経営
ネスレ日本は4月1日、オフィス、大学、ホテルなどでスターバックスのコーヒーを提供する「We Proudly Serve Starbucks」を開始する。
「We Proudly Serve Starbucks」は、2018年2月、スターバックス コーヒー ジャパンがオフィスチャネルメインで開始した。
スターバックス店舗以外でも同じく、世界有数のコーヒー生産地域の農家から倫理的に調達された高品質のアラビカコーヒー豆と専用マシンを使って、スターバックスコーヒーを提供するサービス。
専用マシンで、スターバックスクオリティの20種以上のドリンクを楽しめる。
同サービスはアメリカで約20年前からスタートしており、欧州、中東などでも行われている。
昨年8月、ネスレとスターバックスは、正式に世界規模の協力とコーヒー製造に関する提携を発表した。
同提携より、スターバックス コーヒー ジャパンからネスレ日本へ「We Proudly Serve Starbucks」事業を移管する。
ネスレ日本は、「We Proudly Serve Starbucks」をオフィス、大学、ホテルなどへ5年で800カ所の導入を目指す。
「We Proudly Serve Starbucks」は、2018年開始時点では、従来から、出店要請があったものの、店舗形態では出店の難しかった小規模商圏や企業内のカフェテリア、レジャー施設、ホテルなどでの導入で、5年で500か所展開を想定していた。
世界的なコーヒーに関する提携を通じて、ネスレは、スターバックス店舗で販売する商品と液体飲料を除く、スターバックスブランドの消費財製品、業務用コーヒー、紅茶製品を販売するための永続的な権利を有している。
ネスレ日本は、4月1日から、カプセル式本格カフェシステム「ネスカフェ ドルチェ グスト」向けに独自に開発された、史上初のスターバックスブランドのカプセル5製品を発売。
また、今秋から、「スターバックス レギュラーコーヒー」「スターバックス オリガミ パーソナルドリップ コーヒー」、「スターバックス ギフト」などの家庭用コーヒー製品の販売も開始する。
今後さらなる成長機会を求めて、家庭内外でのスターバックスコーヒーの提供を推進していく。
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