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丸井/中古ホビー買取「駿河屋」と資本業務提携

2019年12月03日 12:30 / 経営

丸井グループと中古ホビーシェアNo.1の「駿河屋」を運営するエーツーは12月3日、資本業務提携したと発表した。エーツーが、丸井グループから出資を受け資本業務提携契約を締結したもの。

今後、グループが展開する、小売店舗「マルイ」「モディ」やWeb通販サイト「マルイウェブチャネル」、クレジットカード「エポスカード」を通じて、さまざまな取り組みを進める。

エーツーは、ゲーム・書籍・DVD・CD・トレーディングカード・フィギュアなどを取り扱う「駿河屋」の通販事業、直営店舗事業、FC事業を運営する。

中古商品では、数多くのアイテムを取り扱うことで蓄積されたデータを活用して、買取・販売を行っており、なかでも中古ホビーのカテゴリーおいては、シェアNo.1となっている。

<新宿マルイアネックスの駿河屋>
新宿マルイアネックスの駿河屋

「駿河屋」は、2018年4月に新宿マルイアネックスにオープンした。従来の「駿河屋」店舗と比べて多くの女性客が来店している。11月15日には、マルイシティ横浜にも出店した。今後もリアルでの顧客接点の場として、「マルイ」「モディ」へ出店する。

2020年春を目途に、グループが運営するWeb通販サイト「マルイウェブチャネル」に駿河屋が出店する。マルイウェブチャネル初となる中古商品の取り扱いとともに、書籍・ゲーム・フィギュアなどのカテゴリーを強化し、品ぞろえを拡大する。

丸井グループのエポスカードは2020年1月から、新たな提携カード「駿河屋エポスカード」を発行する予定だ。入会金・年会費無料で、すべてのエポスカード共通の優待サービスを利用できる。

駿河屋直営のサイト・店舗からの新規入会や利用に応じた特典を用意するなど、全国の駿河屋ユーザーが利用しやすい、さまざまな取り組みを進める予定だ。

丸井グループは、物販を中心とした「モノを売る店」から、飲食・サービスやシェアリング、D2C(ダイレクトトゥコンシューマー)やコンテンツなど、「体験を提供する店」への転換を進めている。

今回の提携によりエーツーとの協業をさらに進め、エーツーが持つ独自のノウハウと丸井グループの経営資源やノウハウを組み合わせ、体験の場を通じてリアル店舗ならではの価値を共に創り上げていくという。

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