セブンイレブン/栃木で環境配慮型トラックの実証実験開始
2020年04月02日 11:30 / 経営
セブン‐イレブン・ジャパンは4月1日、「FC小型トラック」の実証実験を栃木県内の一部エリアで開始すると発表した。
北関東エリアにおける配送業務を委託している丸伊運輸が、日本初の水素ステーション併設型配送センターである「チルド米飯佐野センター」を栃木県栃木市で稼働開始したことに合わせたもの。
2019年4月から、セブン‐イレブンは都内でトヨタ自動車が開発した「FC小型トラック」の実証実験を行っている。
同トラックは、トヨタ自動車「MIRAI」のFCユニットを搭載し、走行中にCO2などの環境負荷物質を排出しない。FCユニットで発電した電気は、動力のほかに冷蔵ユニットの電源で使用するという。
今回、実証実験エリアを拡大することで、都内とは異なる気象条件や道路条件で走行テストを行い、将来的な配送に伴うCO2の削減を目指す。
セブン&アイグループでは、社会ニーズの変化や環境問題など、様々な社会環境の変化に対応するため、環境宣言「GREEN CHALLENGE 2050」を2019年5月に定め、「豊かで持続可能な社会」の実現に向けて取り組んでいる。
■とちぎ水素ステーション、チルド米飯佐野センター
運営会社:丸伊運輸
所在地:栃木県栃木市藤岡町大和田字西新井1213-1
敷地面積:水素ステーション全体3328m2、チルド米飯共配センター全体約3万9000m2
水素供給:液化水素オフサイト供給
供給能力:燃料電池自動車:300Nm3/h(1時間あたりMIRAI5台の満充填が可能)
充填圧力:82MPa(メガパスカル)(約820気圧)
設備構成:液化水素貯槽、水素圧縮機、蓄圧機、ディスペンサーなど
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