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バロー、リテールパートナーズ/「白石罐詰工場」を共同取得

2020年04月02日 11:20 / 経営

バローホールディングスとリテールパートナーズは4月1日、共同で「白石罐詰工場」の全株式を取得したと発表した。

白石罐詰工場の発行済株式600株のうち、バローホールディングスは396株(持株比率66%)を取得して連結子会社とし、リテールパートナーズは204株(持株比率34%)を取得して持分法非適用関連会社とする。

取得価額について白石罐詰工場の意向により、非公表とした。

両社は、アークスとの3社間で、2018年12月25日付で資本業務提携を締結して「新日本スーパーマーケット同盟」を結成し、4つの分科会(商品分科会・運営分科会・間接部門分科会・次世代領域開発分科会)を設置して協働取り組みを進めている。

なかでも商品分科会では、3社間で地場商品や産地情報、取引先情報を共有するほか、限定商品の導入や共同販促の実施など、様々な提携効果が生じている。

今回、バローホールディングスとリテールパートナーズが、株式を取得した白石罐詰工場は、日本有数のレンコン産地である佐賀県の白石平野に位置し、レンコンや筍の水煮加工などを行っている。

2019年3月期の売上高は3億9100万円、当期純利益1000万円となっている。

同社は、産地との繋がりを持つだけでなく、加工拠点が産地に近いという物理的なメリットを有しており、原料の鮮度を落とすことなく一次加工を行うなど、素材と鮮度にこだわった商品加工を実現しているという。

バローホールディングスとリテールパートナーズは、3社間の取り組みに加えて、バローグループの製造・調達機能を活用した共同調達や共同販売を進めている。両社グループの販売網を活かして同社の良質な商品を共同販売するとともに、販売と加工を一体化させながら、安定的な利益確保を図っていく。

なお、同社の株式取得に伴い、バローホールディングス及びリテールパートナーズより取締役及び監査役を数名選任するが、代表取締役社長は加藤孝幸氏が引き続き担う。

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