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ワタミ/休業中の従業員をスーパー「ロピア」に出向

2020年05月07日 16:50 / 経営

ワタミは5月7日、スーパーマーケットなどを運営するロピアと5月4日、出向基本契約を締結したと発表した。

業界の垣根を越えた人事連携で雇用を確保するため、緊急事態宣言延長に伴い休業中のワタミ従業員がロピアの展開する食品スーパーマーケットに出向する新たな人事交流の取り組みを開始する。

政府が発令した緊急事態宣言を受け、4月13日からワタミの国内外食店舗約400店で休業している。そのため外出を控え自宅で過ごしている従業員が多いという。

一方、首都圏1都3県に48店舗を展開するロピアは、食品や日用品の需要拡大により客数が増加し、従業員の雇用確保が喫緊の課題となっている。

業界の垣根を越えて人事面での交流を図ることで、休職扱いになっているワタミの従業員に働く場所を確保するとともに、雇用を増やしたいというロピアのニーズに応えるもの。

ワタミから出向する従業員は、外食店舗での接客や調理といった経験をいかし、食品スーパーマーケット「ロピア」の店内業務に当たる。

また、今回の人事交流により外食事業とは異なる経験をし、新たな知見を得て視野が広がることで、出向解除後の自社の業務での相乗効果が生まれることを期待しているという。

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