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資生堂/ベンチャー企業への投資に取り組む専門的な社内組織を設置

2016年12月09日 13:00 / 経営

資生堂は12月9日、ベンチャー企業への投資に取り組む専門的な社内組織「資生堂ベンチャーパートナーズ」(以下、SVP)を設置する、と発表した。

同社が掲げるオープンイノベーションの一環で、投資先の企業に対して財務面、事業面でのサポートを行い、将来の事業提携なども視野に入れてともに成長することを目指す。

第1号案件として、ドリコスへの出資を決定した。

ドリコスは、生体・身体データを解析し、必要な栄養素をオーダーメイドで提供するサプリメントサーバの開発を行っている。世界的な健康志向、高齢化に伴う健康食品への需要増が見込まれ、さらに近年あらゆる分野で多様化する顧客一人ひとりに合わせて商品・サービスを最適化する傾向が見られることから、今後大きな成長を見込めると判断し、第1号案件として出資を決定した。今後、同社の商品を活用した新たなサービスの開発に向けて取り組む。

同社が推進するオープンイノベーションは、自社以外の技術やアイデアを組み合わせることによって、「美」に関する革新的な商品・サービスを創造し、新たな価値や市場を生み出すことを目指している。

その目的は、グローバルな競争での優位性を保ち、業界をリードする存在であり続けることにある。そのため、同社ビジネスデベロップメント部内にコーポレートベンチャーキャピタルの機能を持つSVPを新たに設置し、当社のこうした考え方を具現化していく。

SVPは、当社内部からは生み出せない将来の経営資源を持つ投資対象の選定および適切な投資金額の検証を行う。

■資生堂ベンチャーパートナーズ(Shiseido Venture Partners :略称SVP)概要
事業内容:ベンチャー企業への出資
投資枠:30億円
対象領域:「美」を生み出す技術、「美」を伝え、創りだすアイデアや技術、「美」を届ける新たなビジネスの仕組み
連絡先:contact_svp@shiseidoventurepartners.jp
http://www.shiseidoventurepartners.jp

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