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明治/ペルーにカカオ農機具バンク開設

2017年09月28日 10:40 / 経営

明治は10月、ペルーにカカオ豆輸出会社のマチュピチュフーズと共同出資で、「カカオ農機具バンク」を設立する。

「カカオ農機具バンク」は、地域のカカオ豆買い上げ所に剪定、雑草刈りなどのカカオ用の農機具を備え、農家が借りることができるようにする仕組み。

修理などもバンクが行うため、カカオ農家は農機具に対する初期投資・維持費を負担する必要がなくなる。これにより、農家の作業的、経済的負担が軽減し、品質の高いカカオ豆を継続して生産できるという。

同社は、カカオ豆生産を持続可能なものとするために、生産国で農家を支援。収穫量を増やすための栽培方法や、病害虫の管理法などの勉強会の開催、苗木の供給センターの設立などを行っている。

従来、ペルーではファーマー・トレーニング・スクールを開催。剪定、接ぎ木、農薬取り扱いなどの講習会、営農費用の先行融資、地域の学校に器具の寄付を行ってきた。

10月3日にペルー産カカオ豆を使った「The Chocolate 可憐に香る ブリリアントミルク」を発売することもあり、同国のカカオ農家の支援において一歩進めた新たな取り組みを始める。

ペルー産カカオは、紅茶のような華やかな香りとほどよいカカオ感が特長。新製品は、カカオ本来のフローラルな香りとミルクのコク、まろやかさを楽しめる。

<The Chocolate 可憐に香る ブリリアントミルク(中央)>

昨年発売された「The Chocolate」シリーズは、大人がたしなむスペシャリティチョコレートとして人気を博し、2016年10月以降累計販売枚数3000万個以上を記録している。今回、世界的な品評会でも注目を集めているペルー産カカオを使うことで、同シリーズの中でも初めてフローラルな香りにこだわった新製品を開発した。

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