高島屋/立川店など地方郊外店で減損処理、減損損失50億円
2021年04月06日 13:00 / 経営
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高島屋は4月6日、2021年2月期の通期連結業績予想を修正した。
営業収益6809億円(前回予想比0.2%減)、営業損失135億円(前回予想は180億円の営業損失)、経常損失136億円(前回予想は195億円の経常損失)、親会社に帰属する当期純損失340億円(前回予想は365億円の当期純損失)とした。
2021年2月期第4四半期連結会計期間(2020年12月1日~2021年2月28日)において、グループが保有する立川店を始めとした地方郊外の百貨店店舗を中心に将来収益を保守的に見積もり、店舗経営の安定化につなげるべく、「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき減損処理を行い、減損損失49億9200万円を計上する予定だ。
一方で、2021年2月期連結業績予想における経常利益について、公表数値より赤字幅が30%以上改善する見込みとなった。営業収益は、計画策定時には想定していなかった「緊急事態宣言」が1月に再発出されたこともあり、計画をわずかに下回る。
また、営業利益、経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益は、国内百貨店やグループ会社における販売管理費の削減が進んだこともあり、計画から改善する見込みだ。
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