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西友/食品寄付活動を九州の全店舗に拡大

2021年06月04日 10:20 / 経営

西友は6月3日、昨年11月から認定NPO法人フローレンスと共働で開始した福岡市内の店舗での食品寄付活動を九州地方の全店舗に拡大すると発表した。

その第一弾として6月の「環境月間」に合わせ、2021年6月上旬から順次、福岡県のサニー23店舗で食品寄付活動を開始する。さらに8月、10月に段階的に参加店舗を増やし、最終的に佐賀県、長崎県、熊本県、大分県の店舗も含めた九州地区全68店舗で寄付活動を実施する予定だ。

九州地区のスーパーマーケットで全店舗が食品寄付活動に参加するのは西友・サニーが初めだという。

<福岡県の子ども食堂での食品寄付の様子>
福岡県の子ども食堂での食品寄付の様子

西友は小売業界で先駆的な取組みとして、2009年から関東地方で食品寄付活動を開始した。賞味・消費期限の管理徹底のために、社内規定に基づいて期限到来前に廃棄処分としている食品をできる限り有効活用するため、自社サプライチェーンを通じて商品を集約し、フードバンク団体に寄付している。

2020年11月から福岡市内の4店舗でも寄付活動を開始しているが、コロナ禍で生活困窮者への支援ニーズが今まで以上に高まる中、さらに地域貢献活動を強化したいとの思いから、西友で第2の規模の店舗数を持つ九州地方の全店舗に食品寄付活動を拡大する。

自社物流センター集約型寄付活動のノウハウを使い、現在寄付を行っている「ふくおか筑紫フードバンク」に加え、「一般社団法人福岡県フードバンク協議会」を通じて「フードバンク福岡」にも寄付を開始する。

これらの寄付は、認定NPO法人フローレンスを通じて行うが、今後、より広範囲の子ども食堂やパントリーへの食品の提供が可能となるという。

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