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ヤオコー/千葉県市原市のスーパーせんどうと資本・業務提携

2021年09月13日 16:30 / 経営

ヤオコーは9月13日、せんどうとの間で、資本・業務提携を行うと発表した。

せんどうは、「品質の良い商品を」「鮮度の良いうちに」「まごころの接客で」「安く売る」を経営理念として、地域のお客の「より豊かな食生活に貢献する」ことを目的に、生鮮食品に強みを持つ食品スーパーマーケットを運営し、千葉県市原市を中心にドミナントエリアを形成している。現在、食品スーパー24店舗、ドラッグストア1店舗を展開する。

少子高齢化、Eコマースの脅威など、食品スーパーマーケット業界を取り巻く事業環境がますます厳しくなることが想定されるが、せんどうとヤオコーとの間で議論を続けた結果、食品スーパーマーケットの事業を通じて、「地域のお客さまの食生活をより豊かにしたい」という経営が目指す方向性は合致していることから、お互いが切磋琢磨して、更なる成長を目指すことを決断し、資本・業務提携を行うことになった。

ヤオコーがせんどうの株式を取得した後に、業務提携の具体的な内容を検討する計画だ。資本提携では、既存株主から相対取引により、ヤオコーはせんどう株式8636株を譲り受ける。せんどうに対するヤオコーの議決権比率は43.18%となり、せんどうはヤオコーの持分法適用会社となる予定だ。

株式の取得価額は、非開示だが、財政状況などは、外部専門家によるデュー・ディリジェンスを実施し、また、外部専門家による株式価値評価(DCF法などの手法によるもの)を実施し、これらの結果に基づき、相手先との協議の上、決定したという。

2021年3月期のせんどうの売上高は489億9200万円、営業利益18億6300万円、経常利益20億1000万円、当期利益15億100万円だった。

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