データ・ワン/化粧品ECプラットフォーム「ノイン」とデジタルマーケティングで提携
2021年09月16日 14:20 / 経営
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伊藤忠商事、ファミリーマートなどが出資しているデータ・ワンとノインは9月16日、データライセンス契約を締結し、ノインが有する化粧品EC購買情報を活用したデジタルマーケティング分野における業務提携を行うと発表した。
データ・ワンは「毎日のお買い物から1 to 1でフィットする広告」を提供する事をミッションに、ファミリーマートの購買データ、NTTドコモが保有する顧客情報を用い、メーカーのデジタルマーケティング活動の高効率化を支援。小売・EC事業者にとっても新たな収益源の獲得とDXを支援するべく、データアライアンスの構築を目指している。2020年10月の設立以降、既に大手メーカー数十社のマーケティング活動を支援している。
ノインは、「本当に欲しい化粧品が見つかって、それが当たり前に買える世界にする」ことをミッションに、国内最大級の化粧品オンラインプラットフォームを運営している。約800ブランド、1万8000SKUの商品情報、販売データを保有しており、2017年10月のリリース以降、現在までに250万ダウンロードを突破した。
化粧品業界は、実際に試さなければ判断がしにくい商品の特性などを背景に、長らく対面販売が主流だったが、コロナ禍を契機に、EC化率は徐々に上がってきている。ノインは、業界のデジタルシフトを後押しするべく、データを活用したメーカーへのオンライン上での販売支援事業、ライブコマース、コミュニティー施策を進めている。
今回の業務提携で、両社は、ノインのオンライン購買情報をデータ・ワンへ連携し、購買効果検証を可能とする広告商品の開発、オンライン・にオフラインの購買情報を用いたデジタル広告配信を行う。
これにより、訴求商品の売上増加、ノインECサイトへの送客とオンライン・オフラインでの購買効果検証ができるという。
エンドユーザーに対し、過去の購買実績に基づき、興味・関心に沿った最適な情報を提供することで新たな購買体験を、メーカーにとっては顧客と企業広告の新たな関係の創出を目指す。
今後両社はオンライン、オフラインにおける購買データをかけ合わせた形でのデジタルマーケティング手法の開拓、メーカーの販売支援、デジタルマーケティング施策の可視化・高効率化を進めていく。
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