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カワチ薬品/栃木物流センター・飲料物流センターを新設

2022年07月12日 14:40 / 経営

カワチ薬品は7月12日、新設の「栃木物流センター」と併せ、全体最適物流の構築に向けて、新たな物流拠点として「飲料物流センター」を開設すると発表した。

新規出店加速に向け、現・関東物流センターがキャパシティ超過となることに伴い、物流の合理化及び生産性向上を目的に、新たな物流拠点として「栃木物流センター」を開設する。

<カワチ薬品栃木物流センター>
カワチ薬品栃木物流センター

出店加速に向け、東北センターと新設の飲料物流センターと併せ、物流網の全体最適化を進める。2023年2月に稼働する予定で、栃木物流センターは、現センターの約2倍の店舗数に対応し、現センター以上にDC比率を引き上げることで個口の集約化を図り、納品回数や時間等を見直すことにより、店舗の生産性向上を目指す。また、環境に配慮した取組みとしてトラック台数を削減しCO2排出削減につなげるとともに、段ボール等の再生資源の回収も実施するなど、新たな取組みも行う。

対応エリアは、栃木県、茨城県、群馬県、千葉県、埼玉県、東京都、神奈川県、福島県、長野県、新潟県、静岡県、山梨県の1都11県で、対応エリアの店舗数271店舗となる。

また、飲料物流センターを開設することにより、商品の集約化を図り、収益性の向上を目的に店舗作業の効率化を図る。これにより、環境対策として、トラック台数を現在より約30%削減することを目指す。さらに、地域のインフラとしての使命を果たすべく、店舗におけるローリングストックの最適な管理とさらなる効率化を図り、機動性を確保することで、有事の際における地域の人々への迅速な対応につなげる。

カワチ薬品飲料物流センターの出荷拠点数は4拠点で、栃木センター(栃木県芳賀郡芳賀町)、茨城センター(茨城県常総市)、群馬センター(群馬県伊勢崎市)、宮城センター(宮城県仙台市)で構成する。委託先は、MKK・トランスポートで、対象エリアは、栃木県、茨城県、群馬県、千葉県、埼玉県、東京都、神奈川県、福島県、宮城県、山形県、岩手県、長野県、新潟県、静岡県、山梨県の1都14県となる。2022年11月から段階的に稼働する予定で、カワチ薬品全店舗319店舗(7月現在)に飲料を届ける計画だ。

今後もカワチ薬品は、「お客様の健康で快適な生活を実現する」という理念の下、地域に根差すドラッグストアとして、地域のインフラ機能を担い、持続可能な社会の実現に努めるという。

■カワチ薬品栃木物流センター
所在地:栃木県下都賀郡野木町大字友沼6745-1
敷地面積:6万2810m2
延床面積:4万8102m2
建物構造:鉄骨造地上3階建
委託先:PALTAC

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