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出前館/新潟市協力ドローンによるフードデリバリー実験、出前館アプリ利用

2022年09月08日 11:20 / 経営

出前館、TOMPLA、弘真物流、ピーエイは9月6日~16日、新潟市の協力のもと、新潟市信濃川万代テラス~信濃川ウォーターシャトル萬代橋西詰乗場付近の飛行区間で、出前館アプリを利用したドローンによるフードデリバリーのテストマーケティングを行う。

<テストマーケティング手順と内容>

運搬物は、ピーエイが運営する「万代テラス ハジマリヒロバ」内レストラン2店舗の飲食物。出前館のアプリで注文された各店舗の飲食物を、弘真物流の離陸ポートのパイロット補助者が各店舗から引き取り、ドローン離陸地点(信濃川万代テラス)に運ぶ。その後、ドローンの運搬箱に飲食物を積み込んで、右岸側の信濃川万代テラスから離陸し、約2分後に左岸の信濃川ウォーターシャトル万代橋西詰乗場付近に着陸する。着陸後は、着陸ポートのパイロット補助者が、着陸ポートまで受け取りに来た注文者に手渡す。

<テストマーケティングの様子>

現在、 国内のドローン宅配は過疎地域で導入が進められているが、ニーズはあるものの、配達の担い手が不足している地方都市などでの普及には至っておらず、そのような地域でのサービス提供がドローン宅配普及の鍵となる。ドローンは、サイズが小さく軽いものの運搬に適し、特に飲食店のデリバリー需要が予測され、これまでさまざまな実証事業が行われてきた。

しかし、これまでの実証事業は運搬後の食品品質や航路の検証のため、単日かつ限定された注文回数での実施となり、実際の市場環境とは言い難いものだった。今回のフードデリバリーのテストマーケティングでは1日12回の注文を可能とし、信濃川を挟み対岸までドローンで商品を運ぶ。10日間のテストマーケティングを通し、商用ドローンの普及の加速化を図っていく。参加各社は、今後も地域社会の活性化に寄与するため相互に連携し、ドローン宅配の普及に向けて取り組みを進めていく。

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