ローソン/秩父市でドローン配送実験を来年1月開始

2024年10月29日 11:54 / 経営

KDDI、KDDIスマートドローン、ローソン、ちちぶ結いまち、埼玉県秩父市(以下:5者)は2025年1月、埼玉県秩父市浦山地区において物流効率化の実証実験を開始する。

<実験イメージ>
実験イメージ

環境省の「2024年度運輸部門の脱炭素化に向けた先進的システム社会実装促進事業」において、10月2日採択された5者の「モビリティハブで実現する共同配送とドローン活用によるCO2削減」の提案によるもの。

実験では、2025年1月以降に秩父市において、物流営業所から配送される荷物をローソン店舗、道の駅などの中継拠点(以下:モビリティハブ)に一時集約。モビリティハブからは、ドローンでの直接配送や、ローソンの移動販売車両の活用により、ローソンの商品も含めて個人宅までのラストワンマイルを配送する。

<導入予定のドローン>
導入予定のドローン

ドローン配送は、モバイル通信を利用した遠隔自律飛行で行われる。秩父市山間部など電波の届きにくい一部エリアは、衛星ブロードバンドStarlinkの活用によりモバイル通信環境を確保するという。

秩父市浦山地区の配送で、年間排出されるCO2を約6割削減することを目標としている。

今後5者は、実験結果を検証して有効性を評価し、2025年度以降のさらなる実証の検討およびドローン配送の複数エリアへの拡大を目指す。

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